※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(2022年9月10~18日、セルビア・ベオグラード)
【男子フリースタイル125kg級・優勝】
タハ・アクグエル(Akguel, Taha=トルコ)
1990年11月22日生まれ、31歳。2010年世界ジュニア選手権120kg級2位を経て、2011年ゴールデンGP決勝大会優勝。2012年は欧州選手権で優勝したあと、ロンドン・オリンピックは8位。2013年世界選手権3位のあと、2014・15年に世界選手権125kg級で連続優勝。2016年リオデジャネイロ・オリンピックで勝ち、3年連続の世界一へ。
その後、3度の世界選手権では優勝を逃し(2位が2度)、2021年東京オリンピックと同年世界選手権はともに3位。世界一には見放されたが、その間の欧州選手権では勝ち続け、2022年に通算9度目の欧州一に輝いた。今大会では準決勝で昨年王者を破り、リオデジャネイロ・オリンピック以来の世界一に輝いた。
■タハ・アクグエルの話「とても厳しい闘いだった。(決勝では)前日の疲れが残っていたが、勝つことができ、そして7年ぶりに世界選手権で優勝でき、私がまだ最高の選手であることを示すことができました。去年、ザレ(イラン)が優勝したとき、彼は「キング」のジェスチャーをした。 ゲノ(ペトリアシビリ=ジョージア、2017~19年世界一)も、私も、そんなことはしたことがない。スポーツでは相手への敬意が非常に重要だ。優勝したときの私の行動は、ザレに見せるためです」
《1回戦~決勝の成績》=result / トーナメント表
決 勝 ○[6-2]Munkhtur, Lkhagvagerel(モンゴル)
準決勝 ○[4-2]Zare, Amir Hossein Abbas(イラン)
3回戦 ○[8-2]Dhesi, Amarveer(カナダ)
2回戦 ○[4-0]Ligeti, Daniel(ハンガリー)
1回戦 BYE
【表彰式】
[2]Munkhtur, Lkhagvagerel(モンゴル)
[3]Petriashvili, Geno(ジョージア)
[3]Zare, Amir Hossein Abbas(イラン)
【決勝・動画】
Akguel, Taha=トルコ)○[6-2]●Lkhagvagerel MUNKHTUR(モンゴル)