※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2022年いちご一会とちぎ国体レスリング競技・第3日は10月4日、栃木・FUKAI SQUARE GARDEN 足利(足利市民体育館)で成年と少年の男子グレコローマンの準々決勝までが行われ、各階級ともベスト4が出そろった。
成年男子グレコローマンでは、72kg級で全日本学生選手権優勝の春日井湧雅(岐阜・日体大)が初戦の2回戦で、9月の世界選手権(セルビア)・男子フリースタイル70kg級で優勝した成國大志(三重・MTX GOLDKIDS)と対戦。グレコローマン67kg級で全日本社会人選手権でも優勝している成國だが、春日井が2-1で勝ち、72kg級学生王者の意地を見せた。
春日井は準々決勝も勝ち、準決勝へ進出。全日本選手権と全日本選抜選手権を制している井上智裕(神奈川・FUJIOH)と対戦する。
77kg級は、4月のアジア選手権(モンゴル)で銅メダルを取ったあと、手術で戦列を離れていた櫻庭功大(秋田・自衛隊)が出場。2試合を勝ち抜いた。60kg級に出場した2021年55kg級世界王者の松井謙(岐阜・日体大)は、1回戦で昨年の明治杯全日本選抜選手権63kg級3位の矢部和希(栃木・栃木県スポーツ協会)に敗れた。
少年では、125kg級で3年間通算7冠王者を目指すバトバヤル・ナムバルダグワ(千葉・日体大柏)が2試合に快勝してベスト4へ。51kg級では、U17アジア選手権で銅メダルを取り全国高校生グレコローマン選手権優勝の森下大輔(和歌山・和歌山北)が順調に勝ち上がった。
地元勢は、成年97kg級で中原陸(栃木・大東大)が準決勝に残り、少年92kg級では全国高校生グレコローマン選手権優勝の植木優斗(栃木・足利大附)が勝ち進んだ。
各階級の成績は下記の通り。(撮影=保高幸子)
成年男子グレコローマン | 60kg | 67kg | 72kg | 77kg |
87kg | 97kg | 130kg | ||
少年男子グレコローマン | 51kg | 55kg | 60kg | 65kg |
71kg | 80kg | 92kg | 125kg |