※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
世界レスリング連盟(UWW)のネナド・ラロビッチ会長は2022年世界選手権前日の9月9日、大会会場で記者会見し、国際オリンピック委員会(IOC)が前日、ウクライナに侵攻したロシアと支援したベラルーシの選手と役員を国際大会から除外するこの継続を明らかにしたことに関し、レスリングもこれに従うことを明言した。
同会長は「ロシアとベラルーシの選手には戻ってきてほしいが、私たちが決めることではない」と話した。
来年9月にロシア・クラスノヤルスクで予定されている世界選手権(パリ・オリンピック第1次予選)については言及しなかった。
UWWスタッフの話では、開催は年内には決めるとのこと。他に、IOCが国旗や国歌、国を象徴する色などの使用を禁じることを前提に、ロシアとベラルーシの選手を中立的な立場での出場を容認していることで、毎年クラスノヤルスクで行われている「ヤリギン国際大会」を、両国の選手を中立的な立場で参加させる国際大会として実施する可能性もあるという。