※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2022年U17世界選手権第4日は7月28日、イタリア・ローマで女子5階級の敗者復活戦とファイナルが行われ、57kg級・内田颯夏(JOCエリートアカデミー/東京・帝京高)と65kg級・佐藤杏樹(秋田・秋田商高)が優勝、49kg級・竹内美保子(神奈川・日大藤沢高)が銀メダルを獲得した。
内田はU17欧州選手権2位のゲルダ・テレク(ハンガリー)相手に、第1ピリオド0分54秒、フォール勝ち。1回戦からの5試合をすべてをフォールかテクニカルフォールで勝ち、無失点という内容で初の国際大会を飾った。妹の菜楓(京都・舞鶴クラブ)もU15アジア選手権で優勝しており、姉妹での栄冠獲得。
佐藤はマリア・マグダレナ・パンティル(ルーマニア)と対戦し、5-2で勝利。4試合でフォールやテクニカルフォールはなかったが、手堅く勝ち進み、初の国際大会で優勝を成し遂げた。
竹内はU17欧州選手権優勝のルザンナ・マンマドワ(アゼルバイジャン)に3-5で敗れ、初の国際大会での金メダルを逃した。
3位決定戦に進んだ73kg級の駒田真琴(静岡・沼津城北高)はU17欧州選手権3位のロタ・エンリッヒ(ドイツ)に敗れ、メダル獲得を逃した。
各選手の成績は下記の通り。43kg級は派遣していない。
【49kg級】竹内美保子(神奈川・日大藤沢高) 2位=18選手出場《トーナメント表》
決 勝 ●[3-5]Ruzanna MAMMADOVA(アゼルバイジャン)
(以下、前日に実施)
準決勝 ○[Tフォール、1:54=12-1]Fabiana RINELLA(イタリア)
3回戦 ○[Tフォール、1:41=10-0]Anastasiia ZADVORNA(ウクライナ)
2回戦 ○[Tフォール、3:02=10-0]Reka HEGEDUS(スロバキア)
1回戦 BYE
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【57kg級】内田颯夏(JOCエリートアカデミー/東京・帝京高) 優勝=26選手出場《トーナメント表》
決 勝 ○[フォール、0:54=6-0]Gerda TEREK(ハンガリー)
(以下、前日に実施)
準決勝 ○[フォール、0:36=4-0]Ulmeken ESENBAEVA(ウズベキスタン)
3回戦 ○[Tフォール、3:23=10-0]Shelby Nicole MOORE(米国)
2回戦 ○[Tフォール、3:00=10-0]Annatina Kendra LIPPUNER(スイス)
1回戦 ○[Tフォール、1:52=10-0]Mirijam Lindaas HANSEN(ノルウェー)
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【65kg級】佐藤杏樹(秋田・秋田商高) 優勝=22選手出場《トーナメント表》
決 勝 ○[5-2]Maria Magdalena PANTIRU(ルーマニア)
(以下、前日に実施)
準決勝 ○[6-5]Zharkynai NURLAN KYZY(キルギス)
3回戦 ○[3-0]Sydney Rhea PERRY(米国)
2回戦 ○[6-0]Daria KONSTANTYNOVA(ウクライナ)
1回戦 BYE
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【73kg級】駒田真琴(静岡・沼津城北高) 5位=15選手出場《トーナメント表》
3決戦 ●[Tフォール、2:43=0-10]Lotta ENGLICH(ドイツ)
(以下、前日に実施)
準決勝 ●[フォール、1:26=0-4]Mariia ZENKINA(ウクライナ)
2回戦 ○[4-4]Elmira YASIN(トルコ)
1回戦 ○[Tフォール、0:27=12-0]Gemma Sharon RUSSELL(南アフリカ)