※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(公財)日本レスリング協会 審判委員会
世界レスリング連盟(UWW)は2022年1月25日付で以下のルール改正を行った。開始日は1月25日付としている。日本レスリング協会審判委員会はスムーズに移行するために周知徹底を図ります。
(改正点)
1.レフリーデレゲート(競技会の審判長・副審判長)の介入を認める。(第26条)
*審判団がこのような(例:時計係の得点やコーションの表示ミス・スタンドポジションかパーテレポジションでの再開のミス・勝者宣言のミスなど)重大なミスに気づかなかった場合、レフリーデレゲートが介入しコンソルテーションやVTRによって修正を求める事ができる。
2.チャレンジについて(第31条)
*スコアボードにポイントが表示された後、5秒間、またはレスラーがニュートラルポジションになった後、5秒間にチャレンジができる。
3.FSのアクティビティ・タイム中の得点変更について(第38条)
*アクティブレスラーが得点しても、アクティビティ・タイムは継続、30秒間に失点しなければ終了時に1点を獲得できる。
4.フォールについて(第42条)
*デンジャーポジションで相手にコントロールされているレスラーが、明らかな怪我等も無くマットを叩いたり叫んだりしても、レフリーは試合を止めずにマットチェアマンに確認しフォールを取る。
5.U-15・U-17・ベテラン(FS)のパッシーブの変更について(第46条)
*口頭注意なしでダイレクトにアクティビティ・タイムを与える。
6.技術回避・場外逃避の評価(ポイントの変更)について(第48・49条)
*技術回避(全てのスタイル)
スタンド 〇+1点 (再スタートスタンド)
パーテレ 〇+1点 (再スタートパーテレ)
*場外逃避(全てのスタイル)
スタンド 〇+1点
・テイクダウンの場合は2点追加、再スタートはパーテレ
・ノーテイクダウンの場合は1点追加、再スタートはスタンド
パーテレ 〇+1点 再スタートはパーテレ(従来通り)
デンジャー 〇+2点 再スタートはパーテレ(従来通り)
7. 組み合わせについて(第12条)
トーナメント表の「予備戦」は下部ブロックに集中していたが、上部ブロック・下部ブロックにバランス良く配置される。
《UWWサイト参照》 → クリック