※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(2021年10月2~10日、ノルウェー・オスロ)
【男子フリースタイル61kg級・優勝】
アバスガジ・マゴメドフ(Magomedov, Abasgadzhi=RWF:ロシア・レスリング連盟)
1998年3月15日生まれ、23歳。2015年世界カデット選手権54kg級2位で国際舞台にデビュー。このときの決勝の相手は乙黒拓斗で、6-13で敗れた。翌2016年に欧州ジュニア選手権優勝、2018年に世界ジュニア選手権優勝、2019年U23欧州選手権優勝と段階を追って実力をつけ、2019年にはヤリギン国際大会57kg級で2位に躍進。
コロナ禍が明けたあと、61kg級で2020・21年ロシア選手権を制し、昨年12月の個人戦ワールドカップ、今年4月の欧州選手権、5月のヤリギン国際と連勝。今大会、ロシア・チームでは97kg級のアブデュラシド・サデュラエフ以外で唯一、無条件に世界選手権の代表を指名され、世界一に輝いてその期待に答えた。
■アバスガジ・マゴメドフの話「見ての通り、世界チャンピオンになれた。ハードな練習をしてきた結果なので、とてもうれしい。正直言えば、決勝もフォールかテクニカルフォールで勝ちたかったが、世界選手権の決勝なら簡単な相手はいない。勝てたことで満足だ。今後は65kg級に上げたい」
《1回戦~決勝の成績》=result / トーナメント表
決 勝 ○[4-1]Daton Duain FIX(米国)
準決勝 ○[Tフォール、3:41=10-0]長谷川敏裕(日本)
3回戦 ○[フォール、2:39=6-0]Tuvshintulga TUMENBILEG(モンゴル)
2回戦 ○[フォール、2:45=6-0]Emrah ORMANOGLU(トルコ)
1回戦 BYE
【表彰式】
[2]Fix, Daton Duain(米国)
[3]Harutyunyan, Arsen(アルメニア)
[3]長谷川敏裕(日本)
【決勝・動画】
Magomedov, Abasgadzhi(RWF)○[4-1]●Daton Duain FIX(米国)