※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
【ロンドン(英国)=増渕由気子】ロンドン五輪レスリング競技第3日は8月7日、ロンドン市内のエクセルで男子グレコローマン66kg級と96kg級の2階級が行われ、66kg級の藤村義(自衛隊)は初戦の2回戦で昨年の世界選手権5位のジャスティン・レスター(米国)と戦い、0-2で敗れた。レスターが次戦で敗れたため、敗者復活もなく試合終了となった。
96kg級の斎川哲克(両毛ヤクルト販売)も、世界選手権で3年連続メダル(昨年は2位)を取っているジミー・リドバーグ(スウェーデン)に0-2で敗れ、リドバーグが次の試合で敗れたため、敗者復活戦もなくなった。
各試合結果は下記の通り。
◎男子グレコローマン
【66kg級】藤村義(自衛隊) 13位=19選手出場
2回戦 ●[0-2(0-3,1-3)]○Justin Lester(米国)
《試合経過》第1ピリオドのスタンド戦は互いに無得点でグラウンド戦へ。青の藤村はディフェンス。ジャスティンはクロス・ボディ・ロックの組み手から攻撃し、藤村は隙を見てスタンド戦に戻す。だが、残り15秒でジャスティンの投げを受けてしまって3失点。第2ピリオドもスタンド戦で胴タックル気味に投げられて3失点。セコンドは足を使ったとチャレンジするが、藤村が拒否。残り30秒で場外へ押し出して1点を返したが、反撃はそこまでだった。
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1回戦 BYE
【96kg級】斎川哲克(両毛ヤクルト販売) 17位=19選手出場
2回戦 ●[0-2(0-2,0-1)]○Jimmy Lidberg(スウェーデン)
《試合経過》 第1ピリオドのスタンド戦は互いに無得点。グラウンドの攻防で斎川はディフェンスに回る。相手はクロス・ボディ・ロックの体勢でスタートし、低い俵返しを決められ0-2。第2ピリオド、スタンドでは斎川がやや優位に進めたが無得点。グランドの攻撃で、斎川はしっかりとクラッチを組んだが、ローリングで得点することはできなかった。
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1回戦 BYE