2012.08.05

「あとは試合をやるだけ」…男子グレコローマン55kg級・長谷川恒平(福一漁業)

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

(文=増渕由気子、撮影=保高幸子)

スーリヤン(左端)らが見つめる中、計量する長谷川

 ロンドン五輪も中盤に差し掛かった8月5日、いよいよレスリング競技が開幕する。初日は男子グレコローマン55kg級が行われ、から日本勢の活躍が期待できる階級、男子グレコローマン55kg級の長谷川恒平(福一漁業)が登場する。

 4日午後には試合会場で計量と抽選が行われ、長谷川は一発で計量パス。組み合わせも決まった。長谷川は「あとは(試合を)やるだけ」と話し、約10kgに及ぶ減量後のケアも、マルチサポートから提供されたおにぎりなどを食べて回復をはかっていた。

 計量を見守った佐藤満男子強化委員長(専大教)は、「今までやってきたことを出せば、金メダルは取れる」と太鼓判。初戦は昨年の世界選手権2位のベラルーシ選手だが、今年冬の海外遠征で長谷川は勝っている相手。ロンドンに入ってからは「体重調整をし、足が動くかどうかの確認などを行ってきた」と話し、最終調整も余念なく進めたようだ。