※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
お気に入りのテゴマスの缶バッジを指差す吉田。リラックスモードでロンドンへ。
空港には大勢のマスコミが駆けつけた。吉田は囲み取材に応じ「オリンピックという一番大きな大会で旗手ができる事はうれしい、楽しみたいな、と思う。ワクワクも緊張もあります。早く試合したいという気持ちもある。悩んだこともあったけど、調子は上がってきた。向こうでしっかり調整して、試合ではこれまでやってきた事全てを出し切って金メダルを取りたいです」と意気込みを語った。
出発に先立ち、搭乗口前で一般のお客さんも見ている中で出発セレモニーが行われ、搭乗する便の機長からは花束とタオルを、客室乗務員からは応援メッセージの寄せ書き入りのフラッグを贈られ、女史選手初の五輪3連覇にむけて激励を受けた。
その後、盛大な拍手と声援の中、日本協会の高田裕司専務理事、栄和人監督(至学館大教)、齋藤将士コーチ(警視庁)、練習パートナー、トレーナーとともに機上の人となった。
ロンドンまでは約12時間30分のフライト。現地では日本オリンピック委員会(JOC)のマルチサポートハウスに練習場が確保され、調整する。
なお、男子グレコローマン・チームは8月1日、男子フリースタイル・チームは3日、女子の他の3選手は1日と3日に現地入りする。
(文・撮影=保高幸子)
![]() 空港では全日空の乗務員に激励された吉田 |
![]() 大勢の報道陣が空港へ。 |