2012.07.23

キッズ選手の前で活躍誓う・・・ロンドン五輪選手の日本協会壮行会

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

小学生選手の前に勢ぞろいした五輪代表選手

 日本協会によるロンドン五輪代表選手の壮行会が7月22日、東京・代々木競技場第1体育館で、4年前の北京五輪時と同様、小学生選手最大のイベントである全国少年少女選手権大会の開会式の前に行われた。

 レスリング競技の初日(8月5日)に出場する男子グレコローマン55㎏級代表の長谷川恒平(福一漁業)から順番に登場。長谷川は出身の焼津リトル(静岡)のキッズと、60㎏級の松本隆太郎(群馬ヤクルト販売)は出身の千代田クラブ(群馬)となど、13選手それぞれが出身、またはゆかりのあるキッズクラブの選手と手をつないで入場した。
 
 福田富昭・日本協会会長は「(ロンドン五輪の)選手たちはほとんどがキッズレスリング出身です。みなさん全員で、五輪代表選手がオリンピックで金メダルを取れるように応援しましょう!」と呼びかけ、キッズ代表の応援メッセンジャーとして登場した稲葉洋人選手(AACC)と桜井菜々選手(和光ク)は「私たちにとって全国少年少女大会は小学生最後の大会なので絶対に勝ちたいです。代表のみなさんもオリンピックという大きな大会でメダルを取ってきてください」と激励した。
 
 選手団の決意表明は佐藤満・男子強化委員長(専大教)、栄和人・女子強化委員長(至学館大)、男子代表として長谷川恒平、女子代表として吉田沙保里(ALSOK)が行った。長谷川は「この大会で何度も負けたけど、五輪に出場することになった。ロンドン五輪で夢である金メダルを目指して頑張ります。日本は女子レスリングが強いですが、男子も強いところを見せてきます。応援お願いいたします」とロンドン五輪で男子の使命である男子レスリング24年ぶりの金メダルを誓った。

(文=増渕由気子、撮影=保高幸子)

青森クラブ選手と入場する伊調馨選手

網野少年教室の選手と入場する高谷惣亮選手

少年少女選手から激励の花束を受け取る五輪代表選手

少年少女選手に決意表明する長谷川恒平選手