※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
世界レスリング連盟(UWW)は2月1日にルールの微修正を発表。男子グレコローマンの試合において、3度目以降の消極性(パシビティー)に対し、試合を止め、積極的な選手にスタンドでの続行かパーテールポジションかを選択させるとともに、与えられていた1点がなくなった。
これまでは、試合を止めることなく積極的な選手に1点が与えられていた。1試合に最大2度だったパーテールポジションの選択の規定がなくなり、ルール上は何度でもパーテールポジションの選択ができることになる。
日本協会審判委員会では、今月からこのルールを適用するとしている。男子グレコローマンの行われる全国大会としては、4月のJOC杯ジュニアオリンピック(神奈川・横浜市)が最初の大会になる見込み。
出場が7人以下で行われるノルディック方式で、同グループで2人のレスラーが同数の勝利数だった場合、直接対決の結果で順位が決まる。以前は勝ち点の多寡によって順位が決まっていた。
その他、4点技についてと負傷した場合の棄権の規定などに変更がある。詳細は下記参照。
《2021年2月1日発効のルール》修正部分(英語・日本語=日本協会審判員会) / 全文(英語)