※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
世界レスリング連盟(UWW)は、「世界レスリング・デー」である5月23日、レスリングのさらなる普及と発展を目指し、SNS(インスタグラム、フェイスブック、ツイッター、TikTok)へ、選手、コーチ、ファン、その他のすべての関係者へ向けた写真や動画の投稿を求めるキャンペーンをスタートした。「レスリング月間」である5月末まで続けられる。
ハッシュタグ#ThisIsWrestlingを使用した投稿により、世界のレスリング界の一体感を高めることが目的。UWWのネナド・ラロビッチ会長は「#ThisIsWrestlingを使用した投稿で、レスリングの体験を多くの人に見せ、レスリング・ファミリーで共有しましょう」と訴えている。
新型コロナウィルスの拡大感染により、世界のレスリング界は活動を停止しているが、ブルガリアやリトアニアでナショナルチームが活動を再開。このキャンペーンにも、オリンピック・チャンピオンのエリカ・ウィーブ(カナダ)や世界メダリストのプニア・バジラン(インド)など多くの世界トップ選手が参加している。
UWWは、オリンピック予選や次の大陸・世界選手権へ向けてレスリング界は熱いエネルギーでみなぎっている、と伝え、「インスタグラム、フェイスブック、ツイッター、TikTokにて、ハッシュタグ#ThisIsWrestlingで参加(投稿、視聴)してください」と呼び掛けている。
Happy World Wrestling Day, wrestling fans. #ThisIsWrestling
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“Wrestlers have the ability to push through discomfort and have a drive to win that very few sports can match.” – @Joerogan pic.twitter.com/mAbjkcITrx— United World Wrestling (@wrestling) May 23, 2020
1896年の近代オリピックの第1回大会で実施されたレスリングは、1904年5月23日にオーストリアのウィーンで第1回の世界選手権が行われた。UWWでは、レスリングがオリンピック競技から外される危機に面した2013年に、この日を「世界レスリング・デー」、5月を「レスリング月間」とし、全加盟国に対して様々な活動による普及広報への努力を求めた(当時はFILA=国際レスリング連盟)。
2013年のオリンピックからの除外危機の一因に、SNSの浸透の低さがあった。2012年ロンドン・オリンピックの時は統計すらなく、国際オリンピック委員会(IOC)から前近代性を指摘された。除外を避けるとともに、普及広報のため積極的に取り組んだフェイスブックのフォロワーは、約1年後に14万人へ(ロンドン・オリンピックでの競技別フォロワー数に当てはめると4位)。
現在は、SNSの普及が進んだこともあるが、フェイスブックが51万8000人、インスタグラムが43万8000人、ツイッターが15万6000人、You tubeが33万7000人と高い数字を示している(注=ツイッターが少ないのは、ロシアとイランでロックされていることが一因として挙げられている)。
選手でも、世界トップを含めた多くの選手がSNSによって自らの活動や心境を発信し、他国の選手と交流している時代。東京オリンピックで2階級にわたっての2連覇を目指すアブデュラシド・サデュラエフ(ロシア)は、レスリング界で初めてフォロワー100万人を突破した。
■UWWフェイスブック ⇒ https://www.facebook.com/unitedworldwrestling
■UWWインスタグラム ⇒ https://www.instagram.com/unitedworldwrestling/
■UWWツイッター ⇒ https://twitter.com/wrestling
■UWW You tube ⇒ https://www.youtube.com/unitedworldwrestling
※TikTok=15秒の動画SNS。You tube動画に比べて短く、動画制作時間と視聴時間が短い。学校の休み時間の10分もあれば気軽に撮影・アップロードできる利点もあって10代のユーザーが多い。
Ya.#ThisIsWrestling pic.twitter.com/bfZIbh9UGl
— W B (@alex__gv) May 23, 2020
Wishing all the wrestlers and coaches around the globe, a Happy World Wrestling Day!
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Here’s a snippet of some of our athletes and coaches speaking about what Wrestling means to them.#CraftingVictories #ThisIsWrestling #WorldWrestlingDay @Media_SAI @KirenRijiju @wrestling pic.twitter.com/so7Q9JKomm— Inspire Institute of Sport (@IIS_Vijayanagar) May 23, 2020
#ThisIsWrestling pic.twitter.com/iR61vaWMJC
— Jennifer Zehmisch (@JZehmisch) May 23, 2020
#ThisIsWrestling pic.twitter.com/5iI62VtZdV
— Dan Russell (@DanRussellBG) May 23, 2020