※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2010年の世界選手権代表を決めるプレーオフ(前年12月の全日本選手権と優勝選手が違った場合のみ)は、現在と違い、全日本選抜選手権の各日の全試合終了後に行われた。そのため、場合によっては決勝とプレーオフが同じ顔合わせとなり、壮絶な闘いが2試合連続で展開された。
そうした状況の中でも強さを発揮したのが、2年後にオリンピック王者に輝くことになる米満達弘。オリンピック2度出場で全日本王者でもある池松和彦との連戦を、ともにピリオドスコア2-0で勝利。負傷による全日本選手権欠場のブランクを感じさせない復調を見せ、世界一への道を歩み始めた。
レスリングのスタイルとして認定され、普及を目指していたグラップリングとパンクラチオンの紹介を兼ねた模範演技が公開された。
※明治杯全日本選抜選手権決勝のあと、前年の全日本選手権と優勝者が違った階級のみ実施
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