※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
世界レスリング連盟(UWW)は4月28日、来年に延期された東京オリンピックの出場権獲得のプロセス(予選方法)をそのまま継続することを、国際オリンピック委員会(IOC)が承認したことを報じた。
第2次予選の大陸予選のうち、パンアメリカン予選のみを行って中断した予選が、そのまま実行される。来年3月予定の残る3地区の予選は、今年実施されるはずだった期間とほぼ同じ時期に、同じ場所で開催される。アジアは3月に中国・西安で、世界最終予選は4月にブルガリア・ソフィアで実施される。
アジア予選に出場できるのは、今年2月のアジア選手権(インド)に出場した国。各スタイルに出場した階級数までの選手数が出場できるが、コロナウイルス蔓延のため出場を見送った北朝鮮とトルクメニスタン、インドに入国できなかった中国は、特別に参加を認めるという。
出場年齢資格は、2021年時点での年齢が適用されるため、本来なら出場できない2003年生まれの選手も出場できることになった。