※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
世界レスリング連盟(UWW)は、3月6日(金)~9日(月)にカナダ・オタワで行われるパンアメリカン選手権と、13日(金)~15日(日)に同所で行われる東京オリンピック・パンアメリカン予選のエントリーを発表。コロナウイルスの影響で、ロシアでの国際大会が中止され、アジア予選が宙に浮くなどする中、この2大会は予定通り開催される。
パンアメリカン選手権には、昨年の世界チャンピオンとして、男子グレコローマン67kg級のイスマエル・ボレロ・モリーナ(キューバ=2016年リオデジャネイロ・オリンピック59kg級王者)、女子68kg級のタミラ・メンサストック(米国)、76kg級のアデライン・グレイ(米国)の3選手が出場。ランキング・ポイントの上積みによる第1シードの獲得を目指す。
米国からは、97kg級でオリンピック2連覇を目指すカイル・スナイダー、74kg級で2大会ぶりのオリンピック優勝を目指すジョーダン・バローズも出場する。
パンアメリカン予選には、57kg級に2016年リオデジャネイロ・オリンピック53kg級優勝のヘレン・マルーリス(米国)がエントリーした。2018年世界選手権で脳しんとうを起こし、回復に時間を要していたが、その大会以来の国際大会。同級には59kg級世界チャンピオンのリンダ・モライス(カナダ)もエントリーしている。
55kg級世界チャンピオンのジャッカラ・ウィンチェスター(米国)は53kg級に出場。76kg級には、オリンピック2連覇を目指すエリカ・ウィーブ(カナダ)が出場枠獲得を目指す。
男子フリースタイル86kg級には、2018年世界王者で昨年はひざの負傷で出場しなかったデービッド・テーラー(米国)が東京オリンピックのマットを目指す。同125kg級には、男子グレコローマン130kg級で世界2位となり、オリンピック出場枠持っているオスカール・ピノ・ヒンズ(キューバ)がエントリーしている。