2020.02.13

トルクメニスタンも出場辞退、中国へはいまだにビザ発行されず…2.18~23アジア選手権(インド)

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 インド・レスリング協会は2月12日、今月18日(火)~23日(日)にニューデリーで行われるアジア選手権に、トルクメニスタンから出場辞退の連絡があったことを明らかにした。新型コロナウイルスによる肺炎の広がりにより、政府が渡航を認めないためという。

 不参加表明は、前日の北朝鮮に続いて2ヶ国目。トルクメニスタンはイスラム教徒の多い国で、女子は行なわれていない。男子は、時にアジアの3位に入る選手がいる程度で、2000年シドニー大会のあと、オリンピック出場選手はいない。

 一方、政治的な問題でビザ発行が暗礁に乗り上げていたパキスタンにはビザが発行され、新型コロナウイルスの根源国の中国に対しては、12日現在、ビザが発行されていないという。

 世界レスリング連盟(UWW)の規定では、アジア選手権に出場しなければオリンピックのアジア予選には出場できず、特定の国にビザを発行しなければ、インドは活動停止処分を科せられてアジア予選に出場できなくなる可能性がある。