※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
ロイター通信が報じたところによると、男子グレコローマン130kg級でオリンピック3連覇を達成しているミハイン・ロペス(キューバ)が、東京オリンピックで4連覇を目指し、そこで引退することを明らかにした。
37歳で東京オリンピックを迎えるロペスは「東京オリンピックを最後に、選手生活を引退する。もちろん4個目の金メダルを取って『さようなら』を言う。その年齢だ。私は休みたいし、新たな世代にチャンスを与える必要がある」とコメントした。
同選手は2008年北京、2012年ロンドン、2016年リオデジャネイロで金メダルを獲得。他に、5度の世界選手権と5度のパンアメリカン選手権・大会を制している。リオデジャネイロ・オリンピックのあとは休養し、2018年に復帰して中央アメリカ・カリブ海大会で優勝。2019年はパンアメリカン大会を制したが、いずれの年も世界選手権には出場しなかった。
一部では、ロペスが東京オリンピックで優勝すれば、1996年アトランタ・オリンピックのバレンチン・ヨルダノフ(ブルガリア=フリースタイル52kg級)の「36歳」を超えて“レスリング史上最年長のオリンピック王者となる”との報道もあるが、レスリングの最年長王者は1972年ミュンヘン・オリンピックのグレコローマン100kg以上級優勝のアナトリー・ロシン(ソ連)の「40歳」で、これには及ばない。
パウル・エルブストローム | デンマーク | セーリング | フィン級ほか | 1948・52・56・60年 |
アル・オーター | 米 国 | 陸 上 | 円盤投げ | 1956・60・64・68年 |
カール・ルイス | 米 国 | 陸 上 | 走幅跳ほか | 1984・88・92・96年 |
ベン・エインズリー | 英 国 | セーリング | フィン級ほか | 2000・04・08・12年 |
マイケル・フェルプス | 米 国 | 水 泳 | バタフライほか | 2004・08・12・16年 |
伊調 馨 | 日 本 | レスリング | 63・58kg級 | 2004・08・12・16年 |
※伊調馨のみ女子