※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2019年大晦日から年末年始合宿をスタートした男女の全日本チームが2020年1月1日午前7時、東京・味の素トレーニングセンターの陸上競技場で、新年初の練習を実施した。
選手が陸上競技場に集まった午前7時の気温は摂氏3度。コーチング・スタッフは防寒ウェアに身を包んでいたが、選手の中には激しい練習で体温が上がることを覚悟してか、短パン姿の選手も。赤石光生・強化副本部長の号令で練習が始まり、400メートル・トラックを5週。さらに50メートルのダッシュを何本も繰り返し、選手の吐く白い息が競技場に充満するほどの熱気。短パンは正解だった。
その後、芝生の上で打ち込み。この頃になると競技場の屋根越しに初日の出が見え、その下での練習となった。偶然かもしれないが、全日本チームのオリンピック・イヤー初練習は、縁起がよく、運に乗れそうなムード。