2012.06.23

全日本女子チームが新潟・十日町で合宿スタート

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 ロンドン五輪の代表選手と世界女子選手権(9月、カナダ)の代表候補選手などによる全日本女子チームが6月22日、新潟・十日町市の桜花レスリング道場で合宿をスタートした。

 今月初めにも同所で合宿しているが、東京でのワールドカップ(W杯=5月26~27日)直後ということで、五輪代表選手は参加を免除されていた。五輪代表選手にとっては、W杯のあと初の全日本合宿。

 栄和人・女子強化委員長(至学館大教)は「各自が課題を持ち、追い込まされる合宿ではなく、自ら追い込む合宿として体力と技術を磨いてほしい」と要望した。

 世界選手権の日本代表は、先週行われた明治杯全日本選抜選手権で優勝した選手が一歩リードしている状況だが、まだ決定ではなく、合宿で実力を見極めて選考される。この日は72kg級の1、2位選手による練習試合が行われた。2日目以降にも他の階級で練習試合が行われる予定で、過酷なサバイバル合宿となる。

 五輪へ向けて期待が高まっており、25日の練習公開日には、東京から離れた交通の便が悪い地であるにもかかわらず、現段階で36媒体から70人近くの記者やカメラマンの申請があり、最終的には40媒体80人を超えることが予想される。

 なお、参加予定だった五輪63kg級代表の伊調馨(ALSOK)は、この日の午前中の練習で腰を痛め、都内の病院で診断を受けた結果、数日の安静を必要とすると診断された。大事をとって合宿の参加をとりやめた。