※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2019年U23世界選手権第3日は10月30日、ハンガリー・ブダペストで男子フリースタイルの敗者復活戦とファイナルが行われ、3位決定戦に進んだ61kg級の早山竜太郎(拓大)と86kg級の石黒隼士(日大)は、ともに勝って銅メダルを手にした。
早山は2017年にアジア・カデット選手権で3位に入っているダウレット・タジベイ(カザフスタン)と対戦し、1-0での勝利。初の国際大会でメダルを獲得した。石黒は欧州ジュニア選手権5位のイワン・ネデアルコ(モルドバ)にテクニカルフォール勝ち。昨年の世界ジュニア選手権優勝に続く国際大会のメダルを手にした。
敗者復活戦に回った92kg級の谷崎匠(山梨学院大)は米国選手に敗れ、上位進出はならなかった。
男子フリースタイルは全試合を終わり、「銀1・銅3」を獲得。国別対抗得点は65点で、6位に終わった。優勝はロシアで、イラン、アゼルバイジャンと続いた。
各選手の成績は下記の通り。(写真提供=UWWオフィシャルカメラマン・保高幸子)
【61kg級】早山竜太郎(拓大) 3位=20選手出場
3決戦 ○[1-0]Tazhibay, Daulet(カザフスタン)
(以下、前日に実施)
準決勝 ●[Tフォール、4:15=1-12]Zholdoshbekov, Ulukbek(キルギス)
3回戦 ○[6-3]Vanishvili, Teimuraz(ジョージア)
2回戦 ○[Tフォール、2:00=10-0]Saidov, Natanel(イスラエル)
1回戦 BYE
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【86kg級】石黒隼士(日大) 3位=26選手出場
3決戦 ○[Tフォール、3:51=11-0]Nedealco, Ivan(モルドバ)
(以下、前日に実施)
準決勝 ●[3-5]Magomedsaidov, Gadzhimurad(アゼルバイジャン)
3回戦 ○[Tフォール、4:22=11-0]Dauletkazi, Eskali(カザフスタン)
2回戦 ○[Tフォール、4:20=12-2]Dean, Maxwell Ray(米国)
1回戦 BYE
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【92kg級】谷崎匠(山梨学院大) 13位=24選手出場
敗復戦 ●[4-5]Shahbazigazvar, Hossein Lotfali(イラン)
(以下、前日に実施)
3回戦 ●[フォール、1:12=0-2]Nickal, Bo Dean(米国)
2回戦 ○[2-0]Stanco, Vladimir(モルドバ)
1回戦 BYE
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《国別対抗得点》
[1]ロシア 145点、[2]イラン 139点、[3]アゼルバイジャン 111点、[4]ジョージア 109点、[5]モンゴル 70点、[6]日本 65点(銀1・銅3)、[7]カザフスタン 65点(銀1・銅1)、[8]トルコ 60点