2019.09.13

9.14~22世界選手権(カザフスタン)出場の女子チームが出発

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

羽田空港でのミーティング

 9月14日(土)からカザフスタン・ヌルスルタンで行われる世界選手権に出場する女子チームが12日、羽田空港発の日本航空で出発した。北京経由で現地へ向かう。

 笹山秀雄・女子強化委員長(自衛隊)は「合宿でやることはやってきた。あとは選手たちが思い切りやってくれれば、いい成績が残せると思います。とにかく最後まで攻め切ることをやってほしい」と期待する。

 目標とする成績は、全階級でメダルを取っての団体優勝。「最高の成績で帰ってきたい。オリンピックの国別代表枠を取るのは当然として、そこの階級は金メダルを目指して頑張っていきたいです」と話した。

オリンピック出場枠獲得を目指す6選手

 2016年リオデジャネイロ・オリンピックを含めて4年連続の世界一を目指す57kg級の川井梨紗子(ジャパンビバレッジ)は「日本でできる調整はやってきたので、向こうに行って体調と体重の管理をしっかりやりたい。あとはやるだけ、という感じ。大事な大会というのは分かっている。そこを意識しすぎず、自分の持っている力を出し切るというのが大事。そうすれば自然と結果がついてくる」と言う。

 オリンピック出場がかかる大会だが、「そこにこだわりすぎず、この世界選手権で勝ちにいく、という気持ちを持ちたい。去年は姉妹で金メダルを取れなかったけど、今年は2人で金メダルを持って帰りたい」と、力まずに闘いつつ、姉妹優勝を目指す。

 手術からカムバックして2年ぶりの優勝を目指す68kg級の土性沙羅(東新住建)は「強い選手もたくさん出てきていて、全試合が大変で厳しい闘いになると思います。最後に自分の手が上がっているように、優勝してオリンピック内定を決めたいと思います」と話した。

 このあと、15日に男子フリースタイル・チームが出発する。(取材・撮影=矢吹建夫)


▲カザフスタンへ向かった女子チーム