※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
9月14日(土)~22日(日)にカザフスタン・ヌルスルタンで行われる世界選手権のエントリー選手が明らかとなり、3スタイルに99ヶ国から996選手がエントリーした(第2エントリー選手を含む=試合前日が最終エントリー)。
男子グレコローマンでは、昨年72kg級で優勝したフランク・スタエブラー(ドイツ)が67kg級でエントリー。63kg級で2位だったエルムラト・タスムラドフ(ウズベキスタン)が60kg級に出場する。同選手は2016年リオデジャネイロ・オリンピック59kg級で3位になったあと、63kgより重い階級で闘っていた。
130kg級には、2017・18年世界選手権には出場しなかったオリンピック3連覇のミハイン・ロペス(キューバ)が出てくる。37歳になったばかり。来年のオリンピック4連覇へ向けて本格的始動する。
女子では、4月のアジア選手権で伊調馨を破り、57kg級への出場が予想されたヨン・ミョンスク(北朝鮮)は不出場。国際舞台は初と思われるヨン・インスンが出場する。昨年2位のビリャナ・デュドバ(ブルガリア)は不出場。昨年の65kg級世界チャンピオンのペトラ・オッリ(フィンランド)は62kg級に名を連ねた。リオデジャネイロ大会(58kg級)のあと、63kg級を経て65kg級で闘っていたが、オリンピックを目指して階級を下げた。
昨年のアジア選手権&アジア大会優勝のジョウ・チエン(周倩)か、昨年のU23世界チャンピオンで今年のアジア選手権で勝ったパリハ・パリハか不明だった76kg級は、ジョウ・チエンが代表へ。パリハ・パリハは72kg級へ出場することになった。
男子フリースタイルは、ほぼ予想通りの選手が出場。57kg級には、2連覇を目指すザウール・ウグエフ(ロシア)や、高橋侑希(ALSOK)を2度破ったカム・クムソン(北朝鮮)がエントリー。
65kg級には、インドから9年ぶりの世界王者を目指すプニア・バジラン(インド)のほか、リオデジャネイロ大会57kg級優勝のウラジーミル・キンチェガシビリ(ジョージア)、2014・15・17年61kg級世界王者のハジ・アリエフ(アゼルバイジャン)、2017・18年に2年連続で61kg級世界2位のガジムラド・ラシドフ(ロシア)らが出場し、打倒・乙黒拓斗(山梨学院大)を目指す。
86kg級と97kg級には、それぞれ5人の元ロシア選手が出場する。
各スタイル・階級のエントリー選手は下記の通り。試合は男子グレコローマン、女子、男子フリースタイルの順で行われる。