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2011.02.10

【特集】2010年全日本選手権 熱戦写真集(9)…男子グレコローマン60kg級 松本隆太郎-倉本一真

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

【男子グレコローマン60kg級 決勝】

松本隆太郎(赤=群馬ヤクルト販売)○[2-1(2-0,0-3,4-0)]●倉本一真(自衛隊)
 
 
 
 「胸を合わせてスタート」とも言われるグレコローマンだが、中にはフリースタイルのような構えの選手もいる。1992年バルセロナ五輪のグレコローマン57kg級で優勝した安漢奉(韓国)などは、そのスタイルからの胴タックルを武器に五輪王者に輝いた。
 
 昨年の世界選手権で銀メダルを取り、世界一を目指す60kg級の松本隆太郎(群馬ヤクルト販売)に決勝で挑んだ倉本一真(自衛隊)は、フリースタイルの選手かと思えるような体勢から攻撃を展開。世界2位の松本といえども、このスタイルに戸惑ったようで、スタンドの闘いは第1、2ピリオドとも0-0。
 
 グラウンド戦は、第1ピリオドは松本がガッツレンチを決め2-0。第2ピリオドは倉本がリフト技を決め3-0。獲得したポイント数により、第3ピリオドも0-0で終わると松本の勝利の可能性がぐっと低くなる。倉本の突進に松本が場外際まで押されるシーンもあり、番狂わせか…、と思われたラスト15秒、胴タックルからグラウンドの攻撃で4点を獲得。地力を見せて全日本王者を守った。
 
 世界王者になるには、どんなスタイルの選手が相手でも勝つ実力が必要。変則的な選手が相手でも間一髪とどまり、逆転で勝利をものにした松本の2011年の活躍が期待される。
(撮影=矢吹建夫) 《VTR

倉本(青)はフリースタイルのような構えで挑んだ。 第2ピリオド、リフト技で3点を獲得した倉本。 勝負の第3ピリオド、常に攻めた倉本だが…。 ラスト15秒、松本が胴タックルでテークダウン。 世界2位の実力を見せて天皇杯を獲得。