※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
エストニア・タリンで行われた世界ジュニア選手権の女子53kg級で優勝した奥野春菜(至学館大)は、2016年に世界カデット選手権52kg級、2017年に世界選手権55kg級とU23世界選手権55kg級で優勝しており(他に2018年世界選手権53kg級優勝)、今回の優勝で4部門にわたる世界チャンピオンとなった。
2017年にU23世界選手権がスタートし、それ以降しか達成できない記録だが、奥野が世界で初の4部門・世界選手権優勝の達成選手となる。(関連記事=3部門での世界チャンピオン)
現在、3部門を制していて、この記録に「あと1部門」としているのが、須﨑優衣(カデット、ジュニア、シニアの世界チャンピオン)、向田真優(同)、五十嵐未帆(カデット、ジュニア、U-23の世界チャンピオン)の3選手。須﨑と向田は23歳までしか可能性はないが、五十嵐は何歳になっても記録達成の可能性を持っている。