※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
ロシアの男子フリースタイルの世界選手権代表選考となる“プレーオフ”が8月16日、ソチでのナショナル合宿中に行われ、97kg級で連覇を目指すアブデュラシド・サデュラエフらが勝った。
実施されたのは3試合。57kg級では、昨年の世界王者のザウール・ウグエフが8月の「ジオルコウスキ国際大会」(ポーランド)の優勝のアリアン・チュトリンを破り、74kg級も世界王者のザウルベク・シダコフが7月のロシア選手権優勝のマゴメド・クリバナリエフを下した。
97kg級はサデュラエフがロシア王者のウラジスラフ・バイチャエフに勝った。試合は正規の審判をつけて行われた。10階級の代表は近日中に発表される。
これまでのロシアは、過去の実績と現在の実力を監督らが判断して代表を選ぶことが多かったが、最近は“民主主義的”な選考が実施されており、指定した大会に出場しなかった場合などは、試合をして白黒をつけ、代表を決めている。