※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
世界選手権の代表選考プレーオフは7月6日、埼玉・和光市総合体育館で男女6階級が行われ、注目の女子57kg級“頂上決戦”、川井梨紗子(ジャパンビバレッジ)と伊調馨(ALSOK)の試合は、伊調がラストポイントを取って3-3としたものの、ビッグポイントの差で川井の勝利。昨年の59kg級に続く世界選手権への出場を決めた。
同50kg級は、全日本チャンピオンの入江ゆき(自衛隊)が全日本選抜選手権優勝の須﨑優衣(早大)を6-1で下して勝利。世界選手権初出場を決めた。男子フリースタイル65kg級も、全日本チャンピオンの乙黒拓斗(山梨学院大)が全日本選抜王者の樋口黎(日体大助手)を5-0で下し、昨年の世界王者として世界選手権へ出場する。
男子フリースタイル74kg級は奥井眞生(自衛隊)が藤波勇飛(ジャパンビバレッジ)に終了間際に逆転勝ち。初の世界選手権出場を決めた。同125kg級は荒木田進謙(Athletic camp LION)が勝って4年ぶりに世界のマットへ。男子グレコローマン77kg級は屋比久翔平(ALSOK)が勝って3年連続で世界選手権へ出場する。
この日の結果、オリンピック実施の18階級で日本代表が決定。9月の世界選手権(カザフスタン)へ挑み、3位以内に入れば2020年東京オリンピック代表へ内定する。非オリンピック階級は今月21日に東京・味の素トレーニングセンターでプレーオフが行われ、代表が決まる。
この日の試合結果は下記の通り。《Result》
【男子フリースタイル125kg級】
荒木田進謙(athletic camp LION)○[4-1]●山本泰輝(自衛隊)
【男子フリースタイル74kg級】
奥井眞生(自衛隊)○[5-4]●藤波勇飛(ジャパンビバレッジ)
【男子グレコローマン77kg級】
屋比久翔平(ALSOK)○[Tフォール、5:55=9-0]●小路直頌(自衛隊)
【男子フリースタイル65kg級】
乙黒拓斗(山梨学院大)○[5-0]●樋口黎(日体大助手)
【女子50kg級】
入江ゆき(自衛隊)○[6-1]●須﨑優衣(早大)
【女子57kg級】
川井梨紗子(ジャパンビバレッジ)○[3B-3]●伊調馨(ALSOK)