2019.07.02

世界王者返り咲きを目指すアルトゥール・アレクサニャン(アルメニア)が優勝…2019年欧州大会(5)

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

復帰のあと2大会連続で優勝、世界一返り咲きに向かうアルトゥール・アレクサニャン(アルメニア)=提供・UWW

 欧州大会レスリング競技の最終日は6月30日、ベラルーシ・ミンスクで男子グレコローマン3階級が行われ、97kg級では世界王者返り咲きを目指すアルトゥール・アレクサニャン(アルメニア)が優勝した。

 アレクサニャンは98kg級で2014・15年に優勝、2016年リオデジャネイロ・オリンピックも制し、2017年世界選手権(97kg級)でも世界一に輝いたが、昨年は背骨やろっ骨の負傷もあって5位に終わった。

 治療を経て、今年5月末のボラト・ツルリハノフ国際大会(カザフスタン)で復活優勝。今回の大会では、準決勝で昨年のU23世界王者のロシア選手を破るなど4試合を勝ち抜いた。

 87kg級は2016年リオデジャネイロ・オリンピック85kg級2位のザン・ベレニュク(ウクライナ)が、4月の欧州選手権に続いて優勝。決勝は欧州選手権2位のイスラム・アバソフ(アゼルバイジャン)を破った。

 130kg級は、世界王者のセルゲイ・セメノフ(ロシア)を準決勝で破ったキリル・グリシチェンコ(ベラルーシ)が、決勝で欧州選手権2位のイアコビ・カハイア(ジョージア)を下して優勝。

 各階級の成績は下記の通り。


男子グレコローマン

 【87kg級】
[1]Belenyuk, Zhan(ウクライナ)
[2]Abbasov, Islam(アゼルバイジャン)
[3]Loerincz, Viktor(ハンガリー)
[3]Kulynycz, Arkadiusz(ポーランド)

 【97kg級】
[1]Aleksanyan, Artur(アルメニア)
[2]Hrabovik, Aleksander(ベラルーシ)
[3]Baldauf, Felix(ノルウェー)
[3]Golovin, Aleksander(ロシア)

 【130kg級】
[1]Grishchenko, Kiril(ベラルーシ)
[2]Kajaia, Iakobi(ジョージア)
[3]Semenov, Sergey(ロシア)
[3]Grishchenko, Kiril(アゼルバイジャン)