※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2018年世界ジュニア選手権第5日は9月21日、スロバキア・トルナバで女子5階級のファイナルが行われ、53kg級の今井佑海(京都・京都海洋高)、57kg級の澤葉菜子(至学館大)、62kg級の小玉彩天奈(早大)、65kg級の今井海優(自衛隊)の4選手が優勝、72kg級の松雪成葉(至学館大)が3位となった。
今井佑は決勝で3月のシニア・アジア選手権50kg級5位のウズベキスタン選手にテクニカルフォール勝ち。初戦からの4試合を無失点で優勝した。7月のアジア・ジュニア選手権に続く優勝。澤は昨年のU-23世界選手権53kg級2位で、今年3月のワールドカップ(群馬・高崎)のメンバーでもあったザン・キ(中国)にフォール勝ち。4試合をフォール、またはテクニカルフォールで勝ち上がった。今年1月のヤリギン国際大会(ロシア)55kg級に続く優勝。
準決勝までの3試合をテクニカルフォールで勝った小玉は、決勝で相手選手の負傷棄権による不戦勝。2016年世界カデット選手権60kg級に続く“世界制覇”を達成した。今井海は決勝でアジア・ジュニア選手権3位のモンゴル選手にテクニカルフォール勝ち。4試合をテクニカルフォールで勝って、国際大会初優勝を飾った。
松雪は敗者復活戦を勝ち上がり、3位決定戦でシニア欧州選手権2位のアナスタシア・ジミアンコワ(ベラルーシ)を3-1で破った。
この日で女子が終了。日本は「金6・銀1・銅3」全階級でメダルを取り、昨年(8階級)の4階級制覇を上回った。国別対抗得点は215点をマーク。2位のロシア(160点)に大きく差をつけ、8年連続優勝を遂げた。
各選手の成績は下記の通り。
【53kg級】今井佑海(京都・京都海洋高) 優勝=18選手出場
決 勝 ○[Tフォール、3:53=10-0]Keunimyaeva, Aktenge(ウズベキスタン)
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【57kg級】澤葉菜子(至学館大) 優勝=17選手出場
決 勝 ○[フォール、2:19=4-4]Zhang Qi(中国)
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【62kg級】小玉彩天奈(早大) 優勝=18選手出場
決 勝 ○[不戦勝]Esenbaeva, Nabira(ウズベキスタン)
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【65kg級】今井海優(自衛隊) 優勝=15選手出場
決 勝 ○[Tフォール、3:42=13-3]Enkhsaikhan, Delgermann(モンゴル)
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【72kg級】松雪成葉(至学館大) 3位=18選手出場
3決戦 ○[3-1]Zimiankova, Anastasia(ベラルーシ)
敗復戦 ○[Tフォール、10-0]Kim Jisu(韓国)