世界選手権女子51･67kg級代表に志土地希果（至学館大）、井上佳子（クリナップ）

　日本協会は６月25日、都内で理事会を開催し、未定だった女子51kg級の代表に全日本選抜選手権優勝の志土地希果（しどち・まれか＝愛知・至学館高、写真左）、67kg級の代表に同選手権２位の井上佳子（クリナップ、写真右）を決めた。志土地は初出場、井上は２年ぶり３度目の出場。

 

　19歳の志土地はまだ国際大会の経験がないものの、全日本選抜選手権で優勝した実力と将来性をかわれての選抜。７月下旬の世界ジュニア選手権（ルーマニア・ブカレスト）が国際大会のデビュー戦となる。井上は全日本選抜選手権２位に終わったものの、当時ひざの負傷をしていたことや、その後の合宿で優勝した土性沙羅（愛知・至学館高）との実力比較、５月のアジア選手権優勝の成績などを判断し、日本代表に選ばれた。

 

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志土地希果（しどち・まれか）＝至学館大

　1992年４月７日、熊本県生まれ、19歳。2009年全日本女子選手権のカデット49kg級で優勝。2010年にジュニアクイーンズカップ、ＪＯＣ杯、全国高校女子選手権でともに３位。今年、ジュニアクイーンズカップと全日本選抜選手権で優勝した。156cm。

 

　■志土地希果の話「（選ばれて）びっくりしました。外国人選手と練習したことはありますが、試合で闘ったことはありません。７月に国際大会に初めて出ます。（吉田）沙保里さんには『外国人はこう来るよ』とか教えてもらっています。今は楽しみと不安が五分五分です。目標は優勝です」

 

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井上佳子（いのうえ・よしこ）＝クリナップ

　1988年４月26日、山口県生まれ、23歳。山口・チャレンジ出身。愛知・至学館高～至学館大卒。2006年に世界ジュニア選手権で優勝し、同年の全日本選手権で初優勝。2007・09年に世界選手権に出場してともに５位入賞。今年の全日本選抜選手権は優勝を逃したが、直後のアジア選手権で優勝した。161cm 。

 

　■井上佳子の話「同じ練習をしている土性のためにも、（金メダルを）取らないといけないと思っています。これまではただがむしゃらにタックルに入っていたけれど、その前の崩しが必要だと感じているので練習しています。いずれは72kg級でやりたいと思う。そのためにも、今回67kg級で結果を出したい。以前は浜口（京子）さんにパワー負けしていたけれど、今は体重も増え、パワー負けはしないと思う」