※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
世界カデット選手権第2日は8月24日、ハンガリー・ソンバトヘイで男子フリースタイル5階級が行われ、46kg級の乙黒圭祐(JOCアカデミー)と54kg級の高谷大地(京都・網野高)が銅メダルを獲得した。
乙黒は3回戦でロシア選手を破るなどして準決勝へ進んだが、エムレ・デミルカン(トルコ)に敗れた。しかし3位決定戦でキルギス選手を2-1で破った。
高谷はブルガリアやカザフスタンの選手に勝って準決勝へ進んだが、インド選手に黒星。その後の3位決定戦でウクライナ選手に2-0で勝った。
63kg級】伊藤和真(京都・網野高)、76kg級】浅井翼(京都・京都八幡高)、【100kg級】山本晋也(埼玉・花咲徳栄高)は、いずれも初戦で敗れ、敗者復活戦に回れなかった。
この日で男子フリースタイルが終了し、日本は前日と合わせ銅メダル3個を獲得。1999年まで行われていたこの大会では、1987年に銅メダルを1個取ったあと、12年連続でメダルなしが続いていた。12年ぶりに復活した大会で、大会史上最高の成績を残した。
国別対抗得点は8位。優勝はロシアで、イラン、インドと続いた。
各選手の成績は下記の通り。
◎男子フリースタイル
【46kg級】乙黒圭祐(JOCアカデミー) 3位=23選手出場
3決戦 ○[2-1(1-0,0-3,2-1)]Zhyrgalbek Abdikarim(キルギス)
準決勝 ●[0-2(TF0-6,0-5)]Emre Demircan(トルコ)
3回戦 ○[フォール、2P(TF9-3,5-0)]Nyurgun Alexandrov(ロシア)
2回戦 ○[2-0(TF6-0,TF7-0)]Anjin Schedler(オーストリア)
1回戦 BYE
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【54kg級】高谷大地(京都・網野高) 3位=25選手出場
3決戦 ○[2-0(4-1、TF6-0)]Volodymyr Nechyporuk(ウクライナ)
準決勝 ●[0-2(1-3、TF0-6)]Bajrang Baldwan Singh(インド)
3回戦 ○[フォール、2P(TF6-0,3-1)]Kuralbek Omarbekov(カザフスタン)
2回戦 ○[2-0(2-0、TF7-0)]Shukri Shukriev(ブルガリア)
1回戦 ○[フォール、2P(3-0、F7-0)]Murat Kose(トルコ)
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【63kg級】伊藤和真(京都・網野高) 15位=24選手出場
2回戦 ●[0-2(2-3,1-1)]Gijimagomed Gadzdhiyev(アゼルバイジャン)
1回戦 BYE
※敗者復活戦へ回れず
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【76kg級】浅井翼(京都・京都八幡高) 19位=21選手出場
1回戦 ●[0-2(0-5,0-1)]Firuz Yakubov(タジギスタン)
※敗者復活戦へ回れず
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【100kg級】山本晋也(埼玉・花咲徳栄高) 13位=15選手出場
1回戦 ●[0-2(0-3,0-1)]Krystain Kopytowski(ポーランド)
※敗者復活戦へ回れず
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《国別対抗得点》
[1]ロシア 79点、[2]イラン 69点、[3]インド 65点、[4]カザフスタン 56点、[5]米国 49点、[6]アゼルバイジャン 47点、…[8]日本 28