※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
インターハイ・レスリング競技の学校対抗戦は8月5日、三重県津市のメッセウィング・みえ(津市産業スポーツセンター)で学校対抗戦の決勝までが行われ、日体大柏(千葉)が決勝で自由ヶ丘学園(東京)を4-3で下し、3年連続優勝を成し遂げた。
日体大柏は準々決勝で鳥栖工(佐賀)、準決勝で花咲徳栄(埼玉)をそれぞれ6-1と快勝して決勝へ。3月の全国高校選抜大会と同じ自由ヶ丘学園(東京)との対戦となった。その時は圧勝した日体大柏(千葉)だったが、55kg級の竹下雄登主将以外の軽中量級で3敗を喫し、先に王手をかけられた。だが、国際大会でも実績を残している71kg級の山田脩、80kg級の奥井真吉が巻き返してチームスコア3-3とし、最後は125kg級の宮本海渡がテクニカルフォールで勝って4勝目を決めた。
惜しくも2位となった自由ヶ丘学園は、エース森川海舟が階級を60kg級に上げても健在で、全勝でチームを支えたが、日体大柏にあと一歩届かなかった。それでも春夏連続の決勝進出はチーム初の快挙。
吉田沙保里選手の故郷での開催ということもあり、いつも以上に地元チームへの期待値は高かった。今年10度目の出場を決めた、いなべ総合学園は、準々決勝の多度津(香川)に4-3と接戦で勝ち上がり、ベスト4に進出。自由ヶ丘学園に2-5で及ばなかったが、地元大会で立派なベスト4となった。もうひとつの3位には、花咲徳栄が入った。
試合結果は下記の通り。(文・撮影=増渕由気子)
《学校対抗戦》
トーナメント表 | 1回戦 | 2回戦 | 3回戦 | 準々決勝 | 準決勝 | 決 勝 |
▼決勝
日体大柏(千葉)○[4-3]●自由ケ丘学園(東京)
▼準決勝
日体大柏(千葉)○[6-1]●花咲徳栄(埼玉)
自由ケ丘学園(東京)○[5-2]●いなべ総合学園(三重)
▼準々決勝
日体大柏(千葉)○[6-1]●鳥栖工(佐賀)
花咲徳栄(埼玉)○[5-2]●おかやま山陽(岡山)
いなべ総合学園(三重)○[4-3]●多度津(香川)
自由ケ丘学園(東京)○[5-2]●和歌山北(和歌山)