※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
第35回を迎えた全国少年少女選手権は7月27日、大阪・府民共済スーパーアリーナ(舞洲アリーナ)で47都道府県から218クラブ、1339選手が参加して開幕。開会式のあと一部の階級の試合が始まった。
昨年から小学3年生以上の大会となり、昨年は1043選手が参加。今年はそれを約300選手上回った。1339選手は、6学年でやっていた2009年大会の1307選手より多い選手数。
開会式は、全国少年少女連盟の梅原龍一理事長の開会宣言のあと、大阪音楽大学の田中勉教授の君が代斉唱。続いて全国少年少女連盟の今泉雄策会長が「2024年はパリ、2028年はロサンゼルスでオリンピックが決まっている。ここにいるみんなにチャンスがある。体調を気をつけて、いい試合をしてください」と、日本協会の福田富昭会長が「皆さんは日本レスリング協会の宝物。一生懸命にレスリングをやり、中学、高校でもレスリングを続けてください」と、それぞれ激励した。
大阪出身で、イラスト提供などキッズ・レスリングの隆盛に貢献している「キン肉マン」の作者の嶋田隆司さんが来賓として登壇。「2011年から少年少女大会を応援していました。故郷に大会が来るということで、うれしく思います。キン肉マンは弱い子が努力してチャンピオンになった物語です。勝つばかりがいいわけではない。負けることもいい経験」と、負けたあと立ち上がることの重要性を訴えた。
選手宣誓は高槻市連盟の長谷川大和選手と茨木市教室の棚田紗雪選手で、「西日本豪雨の被災地に勇気を与える試合をやりたい」など、全力ファイトを誓った。
大会は29日まで行われる。