※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2018年世界カデット選手権は7月2日、クロアチア・ザグレブで開幕。男子フリースタイル5階級の準決勝までが行われ、55kg級の藤田颯(埼玉・花咲徳栄高)が3試合を勝ち抜いて決勝進出を果たし、48kg級の田南部魁星(千葉・日体大柏高)が初戦で敗れながらも敗者復活戦に回り、銅メダル獲得へ望みをつないだ。
藤田はウクライナとアゼルバイジャンの選手をテクニカルフォールで破ったあと、今年の欧州カデット選手権2位のダビット・アブダラーゼ(ジョージア)に4-4のスコアながら勝利をおさめた。決勝は昨年のアジア・カデット選手権50kg級3位のジャムシドベク・マルフォフ(ウズベキスタン)と対戦する。
田南部は1回戦で昨年の世界カデット選手権42kg級優勝のアリハサン・アミーリ(アゼルバイジャン)に0-4で敗れたが、アミーリが決勝へ進んだことで敗者復活戦に回る。
65kg級の佐藤匡記(JOCエリートアカデミー/東京・帝京高)は3回戦で敗れ、80kg級の田中勝大(香川・多度津高)と110kg級の出頭海(茨城・鹿島学園高)は初戦で黒星。いずれも敗者復活戦には回れなかった。
各選手の成績は下記の通り。
【48kg級】田南部魁星(千葉・日体大柏高) 20選手出場
敗復戦 Rahozau, Ilya(ベラルーシ)
1回戦 ●[0-4]Amirli, Alihasan(アゼルバイジャン)
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【55kg級】藤田颯(埼玉・花咲徳栄高) 24選手出場
決 勝 Marufov, Jamshidbek(ウズベキスタン)
準決勝 ○[4-4]Abdaladze, Daviti(ジョージア)
3回戦 ○[Tフォール、3:42=11-0]Nasirov, Abulfaz(アゼルバイジャン)
2回戦 ○[Tフォール、3:08=10-0]Tashohlo, Viktor(ウクライナ)
1回戦 BYE
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【65kg級】佐藤匡記(JOCエリートアカデミー/東京・帝京高) 22選手出場
3回戦 ●[5-6]Karimiseifabad, Mohammad Baghi(イラン)
2回戦 ○[Tフォール、3:11=11-0]Manville, Carson Taylor(米国)
1回戦 ○[Tフォール、0:59=10-0]Ismail, Fathi Tarek Fathi Attia(エジプト)
※敗者復活戦に回れず
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【80kg級】田中勝大(香川・多度津高) 24選手出場
1回戦 ●[0-8]Nebunishvili, Giorgi(ジョージア)
※敗者復活戦に回れず
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【110kg級】出頭海(茨城・鹿島学園高) 23選手出場
1回戦 ●[Tフォール、2:25=0-11]Anirudh, Kumar(インド)