※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
欧州選手権最終日は5月6日、ロシア・カスピスクで男子フリースタイル5階級が行われ、ロシアが前日に続いて3階級を制した。
61kg級は昨年の世界選手権2位のガジムラド・ラシドフ、86kg級は昨年の世界ジュニア選手権84kg級優勝のアルトゥール・ナイフォノフ、92kg級は86kg級で2016年リオデジャネイロ・オリンピックを含めて3度世界一に輝いているアブデュラシド・サデュラエフ。
92kg級で闘うようになって国際大会を3大会連続で制したサデュラエフは、同じジムで練習しているシャリフ・シャリフォフ(アゼルバイジャン=元ロシア)と決勝を闘い、2-1での勝利だった。
74kg級はリオデジャネイロ大会と昨年の世界選手権3位のソエナー・デミルタス(トルコ)が2年連続優勝。準決勝で昨年の70kg級世界王者のフランク・チャミゾ(イタリア)を破り、決勝でリオデジャネイロ大会代表のゼリムカン・ハジエフ(フランス)を破った。125kg級も、リオデジャネイロ王者で昨年世界2位のタハ・アクグエル(トルコ)が2連覇を成し遂げ、5度目の欧州王者に輝いた。
国別対抗得点は6階級制覇のロシアが204点で優勝。アゼルバイジャンが160点で続き、3位は125点のトルコだった。
各階級のメダル獲得選手は下記の通り。
【61kg級】
[1]Rashidov, Gadshimurad(ロシア)
[2]Lomtadze, Beka(ジョージア)
[3]Guidea, Ivan(ルーマニア)
[3]Topal, Recep(トルコ)
【74kg級】
[1]Demirtas, Soener(トルコ)
[2]Khadjiev, Zelimkhan(フランス)
[3]Karpach, Andrey(ベラルーシ)
[3]Chamizo Marquez, Frank(イタリア)
【86kg級】
[1]Naifonov, Artur(ロシア)
[2]Gostiev, Aleksander(アゼルバイジャン)
[3]Aminashvili, Sandro(ジョージア)
[3]Kudiiamagomedov, Shamil(イタリア)
【92kg級】
[1]Sadulaev, Abdulrashid(ロシア)
[2]Sharifov, Sharif(アゼルバイジャン)
[3]Boeke, Serdar(トルコ)
[3]Mieshkov, Kiril(ウクライナ)
【125kg級】
[1]Akguel, Taha(トルコ)
[2]Petriashvili, Geno(ジョージア)
[3]Baran, Robert(ポーランド)
[3]Magomedov, Jamaladdin(アゼルバイジャン)