※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
【ビシュケク(キルギス)】2018年アジア選手権第5日は3月3日、キルギス・ビシュケクで男子フリースタイルがスタート。65kg級の高谷大地(自衛隊)が銀メダル、57kg級の長谷川敏裕(日体大)、79kg級の浅井翼(拓大)、97kg級の山口剛(ブシロード)の3選手が銅メダルを獲得した。
高谷は1回戦でタジキスタン選手を破った後、2回戦で昨年9月のアジア・インドア&マーシャルアーツ大会の決勝で負傷による不戦敗で敗れたバジュラン(インド)に7-5で勝利。準決勝では昨年のU-23世界選手権3位のイラン選手を破ったが、決勝は一昨年61kg級優勝、昨年3位のダウレット・ニヤズベコフ(カザフスタン)のがぶり返しの連続攻撃に屈し、銀メダルに終わった。昨年のアジア・インドア&マーシャルアーツ大会に続き、国際大会3大会連続でのメダル獲得。
長谷川は準決勝で初顔の北朝鮮選手に0-8で敗れたが、3位決定戦では韓国選手にアンクルホールドの連続技で快勝した。昨年9月のドミトリ・コーキン大会(ロシア)銅メダルに続くメダル獲得。
浅井は2連勝のあとの準決勝で2016年世界選手権70kg級5位のラヒド・クルバノフ(ウズベキスタン)に1-3で惜敗。3位決定戦は昨年の世界選手権代表の韓国選手を下した。昨年74kg級5位だった浅井は、カデット時代から通じて初めて国際大会のメダルを手にした。
山口は中国とインド選手を破ったあと、準決勝で2016年リオデジャネイロ・オリンピック3位のマゴメド・イブラギモフ(ウズベキスタン)に黒星。3位決定戦は2月のタクティカップ(イラン)3位のアイベク・ウスポフ(キルギス)を6-3で下した。復帰後初の国際大会でメダルを獲得し、この大会は2015年大会の銅メダルに続くメダル獲得。
70kg級の乙黒圭祐(山梨学院大)は1回戦でイラン選手を破ったものの、2回戦で韓国選手に黒星。この時、右ひざを痛め、敗者復活戦は棄権した。
各選手の成績は下記の通り。
【57kg級】長谷川敏裕(日体大) 3位=14選手出場
3決戦 ○[Tフォール、0:52=10-0]Song, Hyeonsik(韓国)
準決勝 ●[0-8]Kang, Kumsong(北朝鮮)
2回戦 ○[警告、1:07=5-0]Vokhidov, Hikmatullo(タジキスタン)
1回戦 BYE
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【65kg級】高谷大地(自衛隊) 2位=14選手出場
決 勝 ●[Tフォール、3:53=0-11]Niyazbekov, Daulet(カザフスタン)
準決勝 ○[8-4]Emamichoughuei, Younes (イラン)
2回戦 ○[7-5]Bajrang, Bajrang(インド)
1回戦 ○[Tフォール、3:55=11-0]Fayziev, Abdulquasim(タジキスタン)
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【70kg級】乙黒圭祐(山梨学院大) 8位=12選手出場
敗復戦 ●[不戦敗]Bat Erdene, Byambadorj(モンゴル)
2回戦 ●[2-4]Lee, Seung-Bong(韓国)
1回戦 ○[14-12]Mohammadi Pahnekalaei , Seyed Mourad(イラン)
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【79kg級】浅井翼(拓大) 3位=8選手出場
3決戦 ○[7-1]Lee, Yunseok(韓国)
準決勝 ●[1-3]Kurbanov, Rashid(ウズベキスタン)
2回戦 ○[8-0] Usserbaev, Galimzhan(カザフスタン)
1回戦 ○[6-1]Zhang, Chongyao(中国)
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【97kg級】山口剛(ブシロード) 3位=11選手出場
3決戦 ○[6-3]Usupov, Aibek(キルギス)
準決勝 ●[Tフォール、0:45=0-10]Ibragimov, Magomed(ウズベキスタン)
2回戦 ○[5-0]Khatri, Mausam(インド)
1回戦 ○[5-3]Yang, Chaoqiang(中国)