2018.03.02

【2018年アジア選手権・特集】男子グレコローマン・松本慎吾強化委員長(日体大教)/総括

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 ■男子グレコローマン・松本慎吾強化委員長(日体大教)の話「昨年より成績を上げることができたけれど、決勝や3位決定戦へ進んだのに勝ち切れない選手がいたことが課題として残る。ただ、軽量2階級はチームの大黒柱たる成績を残してくれ、その成績が上へ波及してくれたのも確か。87kg級の角(雅人)も決勝に進み、イランと内容のある試合をやってくれた。全体的には、過去例がないほどいい成績を残してくれたと思う。

 97、130kg級はさらに強化しないと(オリンピックに)間に合わない。その現実をしっかり受け止めたい。(過去のアジア大会で重量級カットがあったが)そのようなショック療法はしない。チャンスを与えなければ、強化につながらない。重量級選手の意識改革、体の改革をし、徹底して強化していく。

 3月は欧州遠征。アジアと欧州のグレコローマンは、特に重量級は違うので、しっかり学んでほしい。軽量級はアジアの方がレベルは高いが、その中で、対ヨーロッパ選手には必ず勝ち切れるだけの強さを身につける遠征にしてほしい」