※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2009年にアゼルバイジャン女子初の世界チャンピオンに輝いたマリア・スタドニク
その後、北京五輪へ向けて女子の強化にも本格的に取り組み、2007年ごろからウクライナなどから国籍変更した選手が台頭。2008年欧州選手権でマリア・スタドニク(2005年までウクライナ)が同国から初めて優勝を遂げ、2008年北京五輪には3選手が出場し、スタドニクが3位に入った。
スタドニクは2009年に欧州選手権と世界選手権で優勝。2009年には、他に59kg級のユリア・レトケビッチ(2005年までベラルーシ)が優勝し、国別対抗得点で日本を押さえて初優勝を飾った。
昨年の世界選手権では、48kg級でスタドニクが小原日登美から1ピリオドを取りながらも敗れて銀メダル、51kg級のマティマト・バゴメドバ(2008年までロシア)と59kg級のソナ・アーマディが銅メダル。コンスタントにメダル争いに加わる強豪のひとつとなっている。
今回の大会では、48kg級はスタドニクではなく若手選手、55kg級もレトケビッチではなく、ジュニア選手権が出場。63kg級もジュニア選手で、若手選手の登竜門的な位置づけの面が強い。しかし、51kg級にバゴメドバ、59kg級にアーメディの世界3位の選手が出場してくる。
【エントリー選手】
48kg級: Marziget Bagomedova=2010年世界ジュニア選手権44kg級優勝
51kg級: Patimat Bagomedova=2011年世界選手権3位
55kg級: Yarina Dubovska=2011年世界ジュニア選手権7位
59kg級: Sona Ahmadli=2011年世界選手権3位
63kg級: Irina Netreba=2009年世界ジュニア選手権5位
67kg級: Hanna Beliayeva=2010年欧州選手権63kg級5位
72kg級: Dina Ivanova=2011年世界選手権出場
Zumrud Gurbanhajiyeva=2010年世界選手権出場
![]() 51kg級世界3位のパティマット・バゴメドバ |
![]() 59kg級世界3位のソナ・アーマディ |