2012.05.15

【5・26~27女子W杯】日本の6年ぶりの世界一奪還なるか

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 団体戦による世界一を争うイベント、女子ワールドカップが5月26~27日、東京・代々木競技場第2体育館で行われる。

 サッカーの代名詞のようになっている「ワールドカップ」。レスリングのワールドカップは、世界のトップチームよる団体戦の総当りリーグ戦で、全階級にわたる総合的な実力を競う大会。世界選手権が、あくまでも個人の世界一を決める大会であるのに対し、ワールドカップは団体の世界一を決める大会。

 7階級にわたる総合的な強さが必要されるほか、チームワークや勢いをつくることなど、個人の実力以上の要素が必要となる闘い。1階級2選手までエントリーできるので、選手を交互に使いながら闘うこともできる。チームの層の厚さも重要な要素となる。

 男子では1973年から実施されていた。当初は各大陸の最強国を集めて行われていたが、大陸間で実力格差があるため、大陸代表にこだわらず、前年の世界選手権の国別対抗得点の結果で、強国を集めて行われるようになった。

 女子は、2004年アテネ五輪で女子が実施さrてることが決まった直後の2001年10月に第1回大会が開催され、日本が初代チャンピオンに輝いた。当初は7ヶ国の総当りリーグだったが、現在は8ヶ国が2ブロックに分かれ、1位同士が決勝を争う。

 日本は第1回大会のあと、2002・04~06年に優勝したものの、2007年からは中国にチャンピオンの座を譲っている。

 今回は2006年名古屋大会以来、6年ぶりに日本で行われるワールドカップ。参加国は、昨年の世界選手権の国別対抗得点の上位8ヶ国で、日本、カナダ、モンゴル、米国、ロシア、アゼルバイジャン、中国、ウクライナ(組み分けは25日の監督会議で決定)。

 日本は、今夏のロンドン五輪で勝利を手にするためにも、6年ぶりの世界一の奪還を目指す。


◎大会日程

 【5月26日(土)】 
11:00-12:00 東京都ジュニアレスリング教室(高校生以上)
          東京都被災地招待事業      
13:00-13:20 開会式
13:20-13:30 セレモニー
13:30-15:30 各組1回戦
15:30-17:30 各組2回戦
17:30-19:30 各組3回戦

 【5月27日(日)】
10:00-11:00 7・8位決定戦/5・6位決定戦
11:00-12:00 東京都ジュニアレスリング教室(小学生)
12:30-13:30 3位決定戦
13:30-13:40 セレモニー
13:40-14:50 決勝(日本テレビ生中継)
15:00-15:30 表彰式  


◎日本代表選手

48kg級 51kg級
小原 日登美
(自衛隊)
登坂 絵莉
(至学館大)
宮原 優
(JOCアカデミー/東京・安部学院高)
菅原 ひかり
(至学館大)

 

55kg級 59kg級
吉田 沙保里
(ALSOK)
村田 夏南子
(日 大)
齊藤 貴子
(自衛隊)
島田 佳代子
(自衛隊)

 

63kg級 67kg級
伊調 馨
(ALSOK)
渡利 璃穏
(至学館大)
井上 佳子
(クリナップ)
土性 沙羅
(愛知・至学館高)

 

72kg級
浜口 京子
(ジャパンビバレッジ)
新海 真美
(アイシン・エィ・ダブリュ)

◎監督・コーチ

監 督 コーチ
栄 和人
(至学館大教)
木名瀬 重夫
(日本協会専任コーチ)
藤川 健治
(自衛隊)
吉田 栄勝
(日本協会コーチ)
笹山 秀雄
(自衛隊)
コーチ トレーナー
齊藤 将士
(警視庁)
成富 利弘
(安部学院高教)
吉村 祥子
(エステティックTBC)
高橋 あすか
(ファクトリージャパン)