2012.05.08

5・12~13男子フリースタイル・ワールドカップ(アゼルバイジャン・バクー)に五輪代表4選手らを派遣

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 5月12~13日にアゼルバイジャン・バクーで行われる男子フリースタイルのワールドカップに、ロンドン五輪代表に決まった4選手を含めたチームを派遣する。120kg級は荒木田進謙(専大クラブ)が出場予定だったが、4月28日の五輪予選最終ステージ第1戦(中国・太原)で左ひざを負傷したため辞退し、代替選手は派遣しない。

 男子フリースタイルのワールドカップ出場は、1998年以来14年ぶり。他の参加国はロシア、イラン、米国、アゼルバイジャン、グルジア、カザフスタン、ベラルーシ、ブルガリア、トルコの9ヶ国。5ヶ国に分かれて予選リーグを行い、1位同士が決勝、2位同士が3位決定戦…を争う。

 レスリングのワールドカップは、国際レスリング連盟(FILA)が主催する世界のトップチームよる団体戦。全階級にわたる総合的な実力を競う。1階級に2選手をエントリーし、交互に起用することもできるので、選手を温存しながら団体優勝を目指す国もある。

 男子では1973年から実施されている。当初は各大陸の最強国を集めて行われていたが、大陸間で実力格差があるため、大陸代表にこだわらず、前年の世界選手権の国別対抗得点の結果で、強国を集めて行われるようになった。

 日本チーム、および過去の日本の成績は下記の通り。チームは、きょう8日に成田空港発のトルコ航空でアゼルバイジャンへ向かう。


 ◎役員

【監 督】井上謙二(自衛隊)
【コーチ】小平清貴(警視庁)
【ドクター】武田秀樹(東芝病院)
【トレーナー】川﨑淳(ハンズコーポレーション)
【審 判】小池邦徳(奈良・天理教校学園高教)

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 ◎選手

▼55kg級 湯元進一(自衛隊)
        稲葉泰弘(警視庁)
▼60kg級 湯元健一(ALSOK)
▼60kg級 米満達弘(自衛隊)
▼74kg級 高谷惣亮(ALSOK)
▼84kg級 松本篤史(ALSOK)
▼96kg級 山口 剛(早 大)
▼120kg級=派遣なし


■男子フリースタイル・ワールドカップの日本の成績と優勝国

期 日 場 所 日本成績 優勝国 参加国
1998年 4/4-5 米国・スティルウォーター 6位 イラン
           
1995年 4/7-8 米国・チャタヌーガ 6位 米国
1994年 3/24-25 カナダ・エドモントン 6位 米国
1993年 4/2-3 米国・チャタヌーガ 5位 米国
           
1987年 11/27-29 モンゴル・ウランバートル 5位 ソ連
           
1985年 3/30-31 米国・トレド 3位 ソ連
           
1983年 3/26-27 米国・トレド 4位 ソ連
           
1980年 3/29-30 米国・トレド 4位 米国
1979年 4/1-2 米国・トレド 3位 ソ連
1978年 4/1-2 米国・トレド 3位 ソ連
1977年 3/26-27 米国・トレド 3位 ソ連
           
1973年 5/19-20 米国・トレド 3位 ソ連