※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(文=増渕由気子、布施鋼治、岡野希春 / 撮影=矢吹建夫)
■女子53kg級2位・宮原優(博報堂DYスポーツ=社会人初の大会で決勝進出も2位)「社会人になって初めての大会。環境を変えて勝つためにしっかりやってきた。準決勝ではしっかりやれたけど、決勝で粗いレスリングになってしまった。現在は専修大を拠点に練習し、博報堂DYの監督には、(ソウル・オリンピック金メダリストの)佐藤満監督に就いてもらっている。専大の学生と練習したり、早大に出げいこに行かせてもらっている。最高の環境でレスリングをやらせてもらっています。向田選手は(高校やJOCアカデミーの)後輩ですが、マットの上では上下関係も関係ない。今は自分が追う立場。東京で勝つために全力でやっていきます」
全日本選手権、アジア選手権に続く優勝ならなかった南條早映(JOCエリートアカデミー/東京・安部学院高)
■女子63㎏級2位・伊藤友莉香(自衛隊=負傷からの復帰2大会目も優勝ならず)「何もできなかった。完敗だった。両ひざをけがして2年くらい試合をしていなかったけど、去年の全日本選手権で復帰し、けがはもう大丈夫。学生の頃は何度も伊藤彩香選手とやっているけど、シニアになってからはこの前の全日本選手権が初めてでした。私が休んでいる間に成長していた。今回はディフェンスを中心にやってきたけど、それでも取られてしまいました。まだまだ対策が足りないと思いました」