男子全日本チームが合宿スタート、グレコローマン・チームは悪天候で足止め

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

　男子両スタイルの全日本チームが４月24日、東京・味の素トレーニングセンターで今年度２度目の合宿をスタートした。

　当初の予定にはなかった合宿。３月末のアジア予選（カザフスタン）で両スタイル合わせて６階級の出場枠を獲得し、８選手が日本代表に決まったことで、代表に決まった選手をさらに鍛えるため急きょ実施が決まった。

　佐藤満強化委員長（専大教）らの強化スタッフは今週末に中国・太原で行われる五輪予選最終ステージ第１戦に向かうために不在。指揮をとった元木康年コーチ（自衛隊）は「代表を決めてひと息つきたいところだろうが、今こそ鍛えるべき時」と話す。

　また、「中国で闘う選手とともに闘う、という気持ちを持ってほしい。チーム全体で闘い、オリンピックでの勝利を目指す」と、団結力を強める目的も話した。合宿は29日まで行われる。

　一方、この日中国へ向けて出発する予定だったグレコローマンの予選出場チームは、北京の悪天候で飛行機が飛ばす、成田空港近くのホテルに泊まって、25日に向かうとことなった。