2017.03.13

男子フリースタイルの全日本チームが味の素トレセンで合宿スタート

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 男子フリースタイルの全日本チームが3月12日、東京・味の素ナショナルトレーニングセンターで合宿をスタートした。13日には体力測定、14日には練習試合が組まれ、休養日なしで17日まで行われる。

 井上謙二・同強化委員長(自衛隊)は「技術練習のほか、闘える体力づくりが中心。体力については、毎回の合宿で体力の測定をやっていて、各自に目標を設定して挑ませている」と、冬場の合宿の仕上げとして体力増強をメインのテーマに掲げた。

 その中でも、練習試合を取り入れることで実戦を想定した練習を意識し、強化していくという。

 この日は、スパーリング間のインターバルを十分に取る練習が行われた。練習ではインターバルを短くして息をあげる場合が多いが、「集中してやる練習も必要」と、あえてインターバルの時間をとり、体力を回復させてから次のスパーリングに挑ませた。

 一方、スパーリングのあとには1分間の息上げトレーニングを組み入れ、「苦しい状況で最後の力を出させる練習もやらせている」と言う。

 5月のアジア選手権(インド)の派遣メンバーもほぼ固まったほか、米国からニューヨークの繁華街で行われるイベント「BEAT THE STREETS」からも招待が来ており、選手を派遣する予定。「具体的な目標ができたことで、選手もモチベーションが違ってくると思う」と話し、冬の強化期間の仕上げに挑む。

重量級選手にアドバイスを送る西口茂樹・強化副本部長

練習の最後の補強トレーニング