2026.03.11NEW

2024年世界王者がドーピング違反で失格、髙橋海大(日体大)が銅メダル獲得か?

 アンチ・ドーピング・プログラムを主導する国際検査機関(ITA)は3月4日、2024年世界選手権・男子フリースタイル79kg級を制したアブタンディル・ケンチャーゼ(ジョージア)の検査で、禁止薬物で陽性反応を示したことを発表。本人も認め、20ヶ月間の出場停止処分を受け入れたことを報じた。

 同選手は、2024年10月31日に開催されたシニア世界選手権(非オリンピック階級)、および2025年1月13日に開催された2025年ジョージア選手権において、2回の競技会検体を提出した後、禁止薬物であるクロミフェンに陽性反応を示したという。

 昨年9月4日に暫定資格停止処分を受け、同選手は期限までに異議申し立てをしなかった。これにより、2025年5月25日から2027年1月24日までの20ヶ月間の資格停止、および2024年世界選手権から2025年9月4日までの競技成績の失効が決まり、世界選手権の優勝が剥奪された。

 世界レスリング連盟(UWW)のデータベースも変更されており、決勝で敗れたマゴメド・マゴマエフ(AIN=ロシア)が2位から優勝へ。同選手に3回戦で敗れながらも5位に入賞した髙橋海大(日体大)が「3位」に繰り上がっている。

▲チャンピオンに輝いたジョージア選手(右)の王座剥奪により、2024年世界選手権で銅メダルへ繰り上がる可能性が出てきた髙橋海大(日体大)=撮影・保高幸子