2026.03.10NEW

【都道府県だより】第11回日野レスリング選手権大会を通して見えた「日野の絆」

お知らせ
本サイトは、各都道府県協会や地方大会の活動も掲載します。各協会・主催大会からの記事・記録・情報は遠慮なく掲載依頼ください。詳細は《都道府県だより》を参照ください

 

日野選手権・実行委員会


はじめに

 2026年3月7・8日の両日、滋賀県日野町の大谷公園体育館にて「第11回日野レスリング選手権大会(HINO WRESTLING FESTIVAL)」が開催されました 。

 会場には、3歳の未就学児から高校生まで、全国から集まった選手たちの活気ある声と、はじけるような笑顔に包まれました 。 

 本大会が盛況のうちに幕を閉じることができたのは、何よりも日野町の皆さまの深いご理解と、大会を支えてくださった関係者の皆さまの尽力があったからこそと、心より感謝しております。

▲開会式

1. 日野町全体で作り上げた、思いをつなぐ手づくりの大会

 日野レスリングクラブは、2015年の創設以来、地域に根ざした活動を大切にしてきました。今回の大会も、単なる競技の場に留まらず、町全体で子どもたちを育む「お祭り」のような場にしたいという強い願いがありました。

 その想いに共感してくださった地元の企業や行政、さまざまな団体の方々が、準備段階から手を取り合って支えてくださいました。

 参加者の募集からトーナメントの作成、看板や出店の手配、そして会場設営に至るまで、事務局のみならず、地域の皆さまの「子どもたちを応援したい」という温かな気持ちが結集し、この大会は成り立っています 。 

2. 家族のように見守る成長の輪

 私たち日野レスリングクラブでは、5歳から社会人までが同じ場所で練習に励んでいます。指導者が一方的に教えるのではなく、年上の子が自然と年下の子の面倒を見る、そんな家族のような光景が日野レスリングクラブの日常となっています。

 日野町では、小学校を卒業しても地元の中学校や高校と密に連携し、地域の活動として継続できる体制を整えています。これにより、子どもたちは大好きなレスリングを安心して続けていくことができます。

 卒業した先輩たちが大学や社会人になっても自分らしく活躍できるよう、進路の相談にも親身に応じ、それぞれの「夢」を後押しすることも、当クラブの大きな強みとなっています。

3. レスリングが教えてくれる、大切な心と関係性

 レスリングは身体ひとつでぶつかり合うスポーツだからこそ、相手を敬う優しさに気づくことができます。

 日々の練習や試合を通して、人の痛みが分かる「思いやり」の心が育ち、「お願いします」「ありがとうございました」という、社会で生きていくために必要な礼儀が自然と身につきます。

 また、体重別の競技だからこそ、どんな体格の子でも自信を持って参加ができ、本大会を通じて県内外に多くの友人ができることも、この大会の魅力となっています。

4. 滋賀国スポを終えて

 滋賀国スポを天皇杯、皇后杯共に獲得したことで、大いに盛り上がった滋賀県のレスリング界となりました。この国スポを機にレスリング競技のさらなる発展を目指し、男子グレコローマン60kg級の稲葉海人選手を筆頭に、Los Angeles Olympicへ選手を輩出するべく、地域を上あげて、これまで以上のバックアップ体制の強化に取り組んでいきたいと考えています。

 そのためには、地域そして子どもたちの憧れ、夢を与えてられる選手となり、地域から応援してもらえる仕組み作りをすることで、皆さんと共にOlympicへの道にチャレンジしていきたいと思います。

5. これからの日野レスリングが目指す姿について

 日野レスリングクラブは、これからも競技の追求だけでなく、就学前の子どもたちを対象にした、体つくり教室(Leo Sports Club)の充実、地域の特徴を生かした四季折々のイベント開催、レスリング教室の開催など、さらなる地域とのつながりを強化し、スポーツを通して地域の子どもたちの健やかな成長を応援していきたいと考えています。

 今回の大会を終え、改めて日野町に根付く「絆」の強さを再確認することができました。多大なるサポートをいただいた企業の皆さま、レスリング関係者の皆さま、そして温かい声援を送り続けてくださった地域の皆さまに、厚く御礼申し上げます。

 マットの上で流した汗と涙は、きっと子どもたちの未来を輝かせる宝物になるはずです。これからも、この日野の地から「夢」に向かって羽ばたく子どもたちを、地域一丸となって見守っていきましょう。

▲滋賀国スポで活躍した屶網瑠夏さら選手(右)と稲葉海人選手(左)がプレゼンター