2026年2月13~15日に奈良・天理大で行われた「関西オープンレスリングフェスティバル」。始まりは、関西圏にある大学と高校選手の一致団結を目指して2023年にスタートした合同練習だった。
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今年は、大学選手による試合がメーンで実施されたが、第2日(14日)の午後と最終日は関西圏を中心とした高校チームが参加。大学生と高校生による合同練習が行われた。
《参加高校》
京都府=丹後緑風、京都廣学館、日星、京都八幡
奈良県=奈良大和広陵、添上
三重県=四日市四郷、朝明
兵庫県=芦屋学園、神戸高塚
大阪府=大体大浪商、同志社香里
和歌山県=和歌山工、和歌山北、新宮
石川県=金沢北陵
合同練習に先立ち、チアダンスチーム「スパークル」の中学生が、チアダンスのパフォーマンスを披露して選手を鼓舞。お笑いコンビ「アマレス兄弟」が多忙の中、天理市まで駆けつけ、相手の足を踏んでの攻撃が認められる新ルールのネタを早くも披露するなど、選手をリラックスさせた。
各大学の存在を知ってもらうため、各大学を紹介したあと、4面マットで練習がスタート。近畿圏の高校生は、関西の大学へは時に出げいこに行けるが、九州・中国の大学の選手とはなかなか接することがないので、貴重な機会。中には、全日本トップ選手の長谷川敏裕、高橋夢大、吉田ケイワン(以上、三恵海運)、吉田アラシ(日大)、オーストラリアから来日した選手へも挑み、実力アップを目指した。
女子選手9人・男子選手1人が参加した兵庫・芦屋学園高は昨年に続く参加。坂本涼子監督は「これだけ多くの高校生と大学生の男女が集まるのは、そうないので、とても貴重な練習機会です」と言う。
人数の多さは活気につながる。ふだんは男子選手と練習することが多い女子選手も、この合同練習では女子選手同士のスパーリングが何本もできる。「関西の女子も頑張ってるぞ、というアピールになりますね」と話し、関西女子の団結を訴えた。
石川県から8選手を連れて初参加の金沢北陵高・川井孝人監督は「大学選手と練習できるほか、北信越ブロック以外の高校選手と練習することで実力を比較できるので、貴重な経験となりました」と振り返る。
部員の多くは高校入学後にレスリングを始めた選手。そうした中から、最近は大学へ進んで続けたいという選手も出てきているので、「大学選手と接する有意義な機会です。来年以降も可能なら参加させていただこうと思います」と話した。
練習の最後に、鈴木貫太郎・競技実行委員長(帝塚山大監督・三恵海運コーチ)が「いささか時代がかかっている(古めかしい)が…」と前置きして選手に要望したのが、「友情を作り、大切に」ということ。今大会を支えてくれた人は、大学は違っても、レスリングを通じてつながった人たちであり、それが現在までも続いているからこそであることを強調。学校は違っても、ここでつながった関係を大事にすることを訴えた。