2026.02.15NEW

抗議活動参加のイランのレスリング選手(18歳)に死刑判決、執行の危機に直面

 フランスのAFP通信など多くのメディアは2月13日、1月にイランで反政府の抗議活動に参加したレスリング選手が、デモ中に警官を殺害したとの罪で有罪判決を受け、死刑執行の危機に瀕していることを報じた。

 死刑判決を受けたのは、国際大会(2024年サイティアフ・カップ=ロシア)出場の経験もあるサレハ・モハンマディ氏(18歳=19歳との報道もある)。1月8日に行われた抗議活動中に「火炎瓶」を投げつけて警察官を殺害した集団の一員だった罪で、2月3日に死刑判決を受けた。

▲死刑判決を受けたサレハ・モハンマディ氏

 ノルウェーに拠点を置くイラン人権団体(IHR)は、モハマディ氏は「捜査段階で自白を強要され、後に法廷で撤回したが、裁判所はこれを棄却した」と報じているという。一部の報道では、同選手は叔父の家にいて、現場の監視カメラにも彼の姿は映ってなく、現場にいたことを示す証拠はないとのこと。米国はイラン政府に刑の執行を中止するよう求めている。

 イランの半官半民の通信社は、モハマディ氏が死刑判決を受けたとの報道を否定し、事件を再検討した結果、「執行可能な最終判決はない」と主張したと報じている。一方、イランでは死刑判決に対して20日間の上訴期間があるとのことだが、過去にはこの期間が経過する前に死刑が執行された事例があったという。

 イランでは昨年末から全国的な抗議活動が続いている。抗議活動は大半の州に広がり、ますます反政府的な性格を帯びてきており、イラン当局は弾圧を強めている。

(↓)国際ジャーナリストによる処刑の即時停止を求めるインスタグラム。国際社会、人権団体、国際オリンピック委員会、UWW、あらゆるスポーツ団体に呼びかけている。

 
 
 
 
 
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