日本最古のキッズ・レスリング大会である2026年「少年少女選手権/新宿キッズトーナメント」に、ロシアからの参加があった。ウラジオストク在住で、小学5~6年+60kg級に出場したアブバクル・ルジママトフ。現在、ロシアと日本の直行便はないので、北京乗り換えで2日前に来日。2試合に勝って優勝し、ガッツポーズを見せた。
世界の舞台で結果を出している日本のレスリングに興味があり、この大会が参加選手数も多いことを知って「出てみたかった」と言う。大会の吉澤昌・実行委員長(SKアカデミー代表)が地元の埼玉・本庄市で「コンバットレスリング」の国際大会を開催(関連記事)。その関係でルジママトフの兄が来日したことがあり、そのつながりで日本での大会参加が実現した。
同選手は「日本の選手は力強くて、テクニックがすばらしかった。勝ててよかった」とにっこり。直線距離なら約1,000kmで、直行便があれば約2時間の距離を、北京経由で約3,500kmの距離。乗り換え時間を含めると半日以上をかけての移動となり、苦労を乗り越えての参加だったが、それであっても「出てよかったです」と言う。
父・マンスールさんもレスリング選手で、オリンピック3連覇のロシアの英雄、アレクサンダー・カレリンにあこがれた。家族・親戚の全員がレスリングに取り組んでいるとうレスリング一家に育ち、6年前からレスリングを始めた。オリンピック連覇のアブデュラシド・サデジュラエフ(97kg級)やザウルベク・シダコフ(74kg級)らのトップ選手が目標。
日本のレスリングの「テクニックがすばらしい」ところにひかれていた。「あこがれる選手は?」との問いに、「多くいすぎて、だれ、ということは言えません」と笑う。
将来は「オリンピックに出て、チャンピオンになりたい。また日本で試合をやり、もっと力をつけたい」と目を輝かせた。