2026.01.24

2.4~8ランキング大会第1戦(クロアチア・ザグレブ)エントリー…3人の世界王者が参戦、世界選手権シード権争いがスタート

 世界レスリング連盟(UWW)は、2月4日(水)~8日(日)にクロアチア・ザグレブで行われる2026年のランキング大会第1戦「ザグレブ・オープン国際大会」のエントリーを明らかにした。男子フリースタイル21ヶ国、男子グレコローマン23ヶ国、女子22ヶ国が参加して、ランキング・ポイント争いがスタートする。

 2028年にロサンゼルスでオリンピックを控える米国は、昨年の世界選手権・男子フリースタイル86kg級優勝のザヒド・バレンシア、同92kg級優勝のトレンド・ヒドレーを筆頭に、3スタイル合わせて62選手が参加。今月行われた「ヤシャ・ドク&ベービ・エムレ&ハミト・カプラン国際大会」(トルコ)、「アンリ・デグラナ・グランプリ」(フランス)にも選手を派遣しており、地元オリンピックへ向けて並々ならぬ姿勢を示している。

▲世界V2を目指すザヒド・バレンシア。米国をけん引する=2025年世界選手権

 各選手は昨年の世界選手権の成績によるポイントをベースに、4度のランキング大会と各大陸選手権・大会のポイントを加点し、世界選手権(10月24日~11月1日、バーレーン・マナマ)の第1~8シードが決まる。

 昨年の世界選手権では、男子フリースタイル70kg級の青柳善の輔(クリナップ)、女子62kg級の元木咲良(育英大助手)、同65kg級の森川美和(ALSOK)が第1シードを獲得している。

 各階級のエントリーは下記の通り。

男 子
フリースタイル
57kg 61kg 65kg 70kg 74kg
79kg 86kg 92kg 97kg 125kg
男 子
グレコローマン
55kg 60kg 63kg 67kg 72kg
77kg 82kg 87kg 97kg 130kg
 女  子  50kg 53kg 55kg 57kg 59kg
62kg 65kg 68kg 72kg 76kg

(注)日本レスリング協会は現在、同大会への出場を発表していません。下記記事は、すべてUWWが明らかにしたエントリーによるものです。


男子フリースタイル

 57kg級にはスペンサー・リー(米国)アマン・セラワト(インド)の2024年パリ・オリンピック2位と3位が出場。70kg級世界王者の青柳善の輔(クリナップ)がエントリーした74kg級には、世界選手権5位のデービッド・カー(米国)、世界選手権2位などの実績を持つジェームズ・グリーン(米国)らが出場する。

 前述の通り、86kg級にザヒド・バレンシア(米国)、92kg級にトレンド・ヒドレー(米国)の世界王者が出場。2年連続の世界一へ向けて好スタートを切れるか。


男子グレコローマン

 60kg級に昨年の世界選手権2位のアリシャー・ガニエウ(ウズベキスタン)らが出場。日本からはU23世界王者の五味虹登(育英大)と昨年のランキング大会第2戦(アルバニア)優勝の塩谷優(自衛隊)がエントリーされている。

 2024年パリ・オリンピック優勝の日下尚(マルハン北日本)がエントリーした77kg級には、昨年の世界選手権3位のロバート・フリッチュ(ハンガリー)らが出場する。


女子

 57kg級には昨年の世界選手権3位の德原姫花(自衛隊)がエントリー。全日本選手権で藤波朱理(日体大)を追い詰めた事実はUWWホームページを通じて全世界に広がっており、注目されることは必至。尾﨑野乃香(慶大)がエントリーした62kg級は、パリ・オリンピック3位で昨年の世界選手権は65kg級に出場したグレース・ブレン(ノルウェー)がUターン参加。

 森川美和(ALSOK)は、シニアの国際大会では初めて68kg級にエントリー(注=69kg級、72kg級は出場あり)。昨年の世界選手権3位のケネディ・ブレーズ(米国)との対戦が実現するか。