米国レスリング協会は、2021年東京オリンピック金メダリストの乙黒拓斗・自衛隊コーチが2026年8月から2028年8月までの2年間、カリフォルニア・リージョナル・トレーニングセンター(CA-RTC)とカーディナル・レスリングクラブにコーチ研修として参加することを発表した。日本オリンピック委員会(JOC)の支援とパートナーシップによって実現した。
CA-RTCのロリ・エアーズ・エグゼクティブディレクターは「日本とアメリカのレスリングのかけ橋となることを大変うれしく思います。乙黒選手の技術力は世界トップレベルであり、その知識を選手と共有することは、私たちのプログラムにとって変革をもたらす機会となるでしょう」と歓迎した。
米国の西海岸はレスリングが盛んな地域。カリフォルニア州にあるスタンフォード大学が2021年春、コロナ禍による財政難で全米大学体協(NCAA)ディビジョン1のレスリング部を含めて11の運動部の廃部を決めたとき、地域のレスリング関係者が一致団結。クラウドファンディングで1,250万ドル(約13億5,000万円=当時)以上の資金を集めて部の存続を求め、大学に撤回させた。