日体大レスリング部員が公然わいせつ罪で神奈川県警に逮捕され、事前に大麻成分を含む菓子を食べていた疑いがあって県警が詳しく鑑定を進めていることが1月5日、明るみに出た。共同通信が報じ、日体大はホームページで「事実として確認が取れた」と、石井隆憲学長名でこの事実を認めた。
報道によると、昨年12月下旬、横浜市青葉区のコンビニで裸になって下半身を露出したとして部員が逮捕された。部員は大麻成分を含む菓子を摂取していたとみられ、県警がレスリング部の寮を家宅捜索(強制捜査か任意捜査かは不明)。現在、成分を鑑定しており、違法性の認識の有無も含めて慎重に調べているという。部員は「2人」とも伝わっているが、報道で人数には触れられていない。
インターネットに掲載されている情報によると、食べ物に大麻成分が含まれているかどうかは、早ければ1日、遅くとも1週間以内に結果が出るとのことだが、摂取したかどうかを調べるには、複雑な成分分析が必要な場合、鑑定が終わるまでに早い場合で2週間程度、遅い場合は6ヶ月以上かかるとのこと。
日体大の石井学長は同日、ホームページで「重要なお知らせ」として、下記のコメントを掲載した。
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「本日(1月5日)報道されました本学レスリング部部員の公然わいせつ容疑における逮捕の件につきまして、事実として確認が取れました。誠に遺憾であり、厳正に対処する所存です。
なお、本学では現在警察の捜査に全面的に協力し、大学をあげて原因究明に取り組んでいるところでございます。
本件に関して、関係者をはじめ、多くの皆様に多大なご心配・ご迷惑をお掛けしたことを深くお詫び申し上げます。」
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レスリング界における大麻に関しては、2022年12月に現役2選手が大麻取締法違反の疑いで逮捕された。東京地検は不起訴処分としたが、日本レスリング協会は2選手を「資格取り消し処分」(3年後には復帰申請できる)とした。ただ、チームおよび監督などの責任者は処分していない。
昨年7月には、山梨学院大のレスリング部員がインターネットで「リラックス効果がある」と宣伝されているクッキーを通信販売で購入し、食べた選手がそのあと寮の2階から転落する事故を起こした。警察の調べで、大麻成分であるカンナビノイドが含まれているものの、大麻ではなく、「違法性、事件性はない」として逮捕者は出ていない。